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夫唱婦随/夫倡婦随
ふしょうふずい
作家
作品

高浜虚子

【五百五十句】

此庭も夫唱婦随の枯るゝまゝ
十一月三十日 風生居招宴。

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木村荘八

【ハイカラ考】

「ハイカラ」は明治の後年期十年間ばかりのところに指摘される、新規な「美男の坩堝」、その製造方法であるが、およそ「明治」のことと云えば何でも「明治天皇」にもとづかないものはないように、「ハイカラ」といえども、もし明治天皇が明治五年に洋装なさらなかったならば、日本になかったものだろう。御一新にあたって断然陛下が散髪なさり洋装なさったことは、「日本」全体がそこから変貌して髪を切り・服を改めたことだったので、その天皇の御意見、「夫唱婦随」もあったことだろう。それよりも更に能動的・直接には、侍従の島団右衛門あたりの御すすめによって、率先して、おすべらかしお美しかった皇后が、お馴れにならないローブ・デコルテの洋装に身なりをお改めなすったのは、――辱けなや、開国文明のためである。

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宮本百合子

【知性の開眼】

 今日は世界が歴史の深刻な一転機に面していて、地球はその緊張で震えんばかりである。鋭い、人間らしい、そして若々しい知性の苦しみも従って深刻であり、声なき呻吟にみちている。私たち婦人が誠意をもって自身の知性の問題をとりあげようとするならば、当然のこととして、社会的な半身である男の知性のおかれているありように就て極めてリアリスティックな洞察をもたなければならないと思う。夫唱婦随が美俗とされるところでは、夫の唱える知性の流れがどのように低い川底を走っていなければならないかということに新鮮なおどろきと悲しみの眼をみはったとき、婦人の知性の開眼はおこなわれるのであるとさえ思うのである。

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Last updated : 2022/11/23