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面目躍如
めんもくやくじょ
めんぼくやくじょ
作家
作品

長谷川時雨

【こんな二人】

 沼の主山椒の魚を望んだ三上於菟吉の『崇妻道歌』に答へさせられた小文。
『崇妻道歌』一聯(いちれん)があると、彼の面目躍如たりでこの一文も生(いき)るのだが、殘念ながら函底に見當(みあた)らない。

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豊島与志雄

【鳶と柿と鶏】

うまい柿だから、食べてみて下さい。そしてこちらから持って来てでもやったかのように、縁側に柿を一つ置いて、走って行ってしまった。――それがきっかけで、時々、村の子供を二三人つれて、三つ四つずつ、柿を取りに来るようになった。懇意にもなったというのである。
「なるほど、李君の面目躍如たりというところだね。」
  吉村は愉快そうに云ったが、李は別に悄気るでもなく得意がるでもなく、平然としていた。

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水上瀧太郎

【貝殼追放 新聞記者を憎むの記】

 殊に最後へ持つて來て「『父の業を繼いで保險業者になるか友人の盡力によつて文學者になるかそれは歸京の上でなければ分らず未だ未だ若い身空ですからね、一向決心がつきません、ハハハハハ』と語り終つて微笑せり」といふ一文で結んだところは、全然自分の會話の調子とは別であるが、知らない人には面目躍如たりだらうと思はれる。若しこれが他人の身の上に起つた事だつたら、自分も此の記事を信じたに違ひない。

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佐々木味津三

【旗本退屈男 第二話 続旗本退屈男】

 だからどこか部屋のうちにでも匿うのかと思うと、そうではないので、ここら辺が江戸名物旗本退屈男の面目躍如たるところですが、安心いたせと言ったにも拘らず、風体怪しきそれなる血まみれ男を、ちゃんとそこの庭先へすて置いたままでしたから、その時御用提灯をかざしながら、どやどやと押し入って来た町役人共の目に当然のごとく発見されて、すぐさま罵り下知する声があがりました。

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正岡容

【初代桂春団治研究】

 この二つの挿話はいづれも春団治の面目躍如たるものがある。このやうに彼は春団治落語中の爆笑人物と同一系歴の性格であり、日常であつた。重ねて云ふが、であるから、彼の荒唐無稽には真実籠るものがあつたと云へよう。

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小熊秀雄

【小熊秀雄全集-19- 美術論・画論】

今ではさうした話も笑ひ流せる一話であるが、それが事実であつたとすれば、当時の光瑤氏の面目躍如たるものがある。またさうした理由が審査員不首尾の理由だとすれば、その理由は、若き時代の光瑤氏の満々たる闘志の現はれとして、むしろほゝゑましいものがある。

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Last updated : 2022/11/23