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無芸無能
むげいむのう
作家
作品

坂口安吾

【安吾巷談 湯の町エレジー】

 敗戦後はまことにどうも無意味な兇悪事件がむらがり起っている。意味もなく人を殺す。静岡県の小さな町では、十八の少年が麻雀の金が欲しさに、四人殺して、たった千円盗んだ。無芸無能で、こういう愚劣な例は全国にマンエンしている。戦国乱世の風潮である。

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福沢諭吉

【学問のすすめ】

 四にいわく、「私立せんと欲する人物あるも、官途を離るれば他に活計の道なし」と。答えていわく、「この言は士君子の言うべきにあらず。すでにみずから学者と唱えて天下の事を患うる者、あに無芸の人物あらんや。芸をもって口をするは難きにあらず。かつ官にありて公務をつかさどるも私にいて業を営むも、その難易、異なるの理なし。もし官の事務やすくしてその利益私の営業よりも多きことあらば、すなわちその利益は働きの実に過ぎたるものと言うべし。実に過ぐるの利をむさぼるは君子のなさざるところなり。無芸無能僥倖ぎょうこうによりて官途につき、みだりに給料を貪りて奢侈しゃしの資となし、戯れに天下のことを談ずる者はわが輩の友にあらず」

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種田山頭火

【其中日記 (十五)】

無芸無能の私に出来る事は二つ、二つしかない。――
 歩くこと(自分の足で)
 作ること(自分の句を)
私は流浪する外ないのである、詩人として。

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Last updated : 2022/11/23