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無量無数
むりょうむすう
作家
作品

芥川龍之介

【るしへる】

 提宇子でうすのいわく、DSでうす は「すひりつあるすすたんしや」とて、無色無形の実体にて、かんはつを入れず、天地いつくにも充満してましませども、別して威光をあらわし善人にらくを与え玉わんために「はらいそ」とて極楽世界を諸天の上に作り玉う。そのはじめ人間よりも前に、安助あんじょ(天使)とて無量無数天人てんにんを造り、いまだ尊体を顕し玉わず。

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太宰治

【地球図】

私が六年さきにヤアパンニアに使するよう本師より言いつけられ、承って万里の風浪をしのぎ来て、ついに国都へついた、しかるに、きょうしも本国にあっては新年の初めの日として、人、皆、相賀するのである、このよき日にわが法をかたがたに説くとは、なんという仕合せなことであろう、と身をふるわせてそのよろこびを述べ、めんめんと宗門の大意を説きつくしたのであった。
 デウスがハライソを作って無量無数のアンゼルスを置いたことから、アダン、エワの出生と堕落について。ノエの箱船のことや、モイセスの 十誡じっかいのこと。そうしてエイズス・キリストスの降誕、受難、復活のてんまつ。シロオテの物語は、尽きるところなかった。

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小島烏水

【霧の不二、月の不二 ――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察――】

まことや今日本八十州、残るくまなく雲の波にひたされて、四面圜海くわんかいの中、兀立こつりつするは我微躯びくを載せたるはう幾十尺の不二頂上の一撮土さつどのみ、このとき白星をふくめる波頭に、漂ふ不二は、一片石よりも軽かつ小なり、仰げば無量無数の惑星恒星、 らんとして、吁嗟ああ億兆何の悠遠いうえんぞ、月は夜行性のの如く、けていよいよ白く、こゝに芙蓉ふようの蜜腺なる雲の糸をたぐりて、天香を吸収す、

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高神覚昇

【般若心経講義】

八紘というのは四方八方です。世界、宇宙という事です。十方と同じ意味で、無限の空間、はてしない世界ということです。要するに三世十方とは、「無限の時間」と「無限の空間」ということです。元来仏教は、キリスト教のごとく、神は一つだという一神論に立っている宗教ではなくて、無量無数仏陀ぶっだの存在を主張する、汎神はんしん論に立脚しているのです。したがって仏教ではこの無限の時間、無限の空間にわたって、いつ、いかなる場所にでも、数限りない無量の仏がいられるというのですから、衆生しゅじょうの数が無限だとすると、仏の数もまた無限です。

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夢野久作

【ドグラ・マグラ】

 そこでこの地表に泡立ち漂っている塩分の薄い、摂氏四十度内外の温度を保っている海水の一滴を採取して、顕微鏡にかけて覗いてみたまえ。諸君は眼の前に、無量無数に浮游している単細胞生物の拡大像を発見するであろう。将来一切の生命の共同の祖先となるべき元始細胞の大群集を、さながらに見渡し得るであろう。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23