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臍下丹田
せいかたんでん
作家
作品

坂口安吾

【勉強記】

 按吉は、時々、お天気のいい日、臍下丹田せいかたんでんに力をいれて、充分覚悟をかためた上で、高僧を訪ねることが、稀にはあった。

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佐藤紅緑

【ああ玉杯に花うけて】

「学問も腹だ、人生に処する道も腹だ、気が逆上ぎゃくじょうすると力が逆上して浮きたつ、だから弱くなる、腹をしっかりとおちつけると気が臍下丹田せいかたんでんおさまるから精神爽快せいしんそうかい、力が全身的になる、中心が腹にできる、いいかおまえはへそをなんと思うか」

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三遊亭圓朝 鈴木行三校訂・編纂

【霧陰伊香保湯煙】

三「いさゝか待ち給え、いては事を為損しそんずるから、宜しく精神たましい臍下丹田さいかたんでんに納めて以て、即ち貴方ようく脳膸をおさめずんばあるべからず、怒然どぜんとして心を静め給え」

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夢野久作

【能とは何か】

 然るに能はなかなかそうは行かない。第一流の名人が演じても、容易に共鳴出来ないので、座り直して、深呼吸をして、臍下丹田せいかたんでんに力をめて正視してもどこがいいのかわからない場合が多い。

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佐藤垢石

【食指談】

 さて、選手達は本会場へ入ってみて、そのものものしさに驚いた。大広間である会場には目付方が三人控えて四方に眼をくばり、算盤を手にした計算方が三人、三人の記録方は机を前にして粛として座す。やがて席次が定まって丸く座についた百数十人の選手、臍下丹田に力を入れて、ぱくつきはじめた。

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国枝史郎

【戯作者】

 馬琴は心で呟くと、故意わざと相手の姿は見ずに自分の足許へ眼を注けた。臍下丹田に心を落ち付け、いつ迄も無言で佇んだ。
 相手の武士もかかって来ない。青眼に刀を構えたまま、微動をさえもしないのである。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23