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静邃閑寂
せいすいかんじゃく
作家
作品

木下尚江

【火の柱】

 篠田はやがて学生の群と別れて、ひとり沈思のあゆみを築山の彼方あなた、紅葉うるはしき所に運びぬ、会衆の笑ひ興ずる声々も、いと遠く隔りて、こずゑに来鳴く雀の歌ものどかに、目を挙ぐれば雪の不二峰ふじがね、近く松林の上に其いただきを見せて、すくはば手にも取り得んばかりなり、心のちり吹き起す風もあらぬ 静邃閑寂せいすゐかんじやくの天地に、又た何事の憂きか残らん、時にふさはしき古人の詩歌など思ひ浮ぶるまに/\微吟しつ、岸の紅葉、空の白雲、うつして織れる錦の水の池に沿うて、やゝ東屋あづまやちかづきぬ、見れば誰やらん、我より先きに人の在り、聞ゆる足音に此方こなたを振り向きつ、思ひも掛けず、ソは山木の令嬢梅子なり、

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23