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鮮血淋漓
せんけつりんり
作家
作品

尾崎放哉

【俺の記】

さつきから、開いたまゝの窓の処を見てゐると、ボヤツと見えるのは、今のゲツソリ頬のこけた人の顔だしかも半面鮮血淋漓、ゾツとして眼をしばたゝくと、窓は矢つ張りあいたまゝで、斜に、月の光が画の様。三階から飛び降りて死ぬる、何としたはかない運命であつたらう。

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上田敏 上田敏訳

【海潮音】

ごと伏屍ふくし累々たり。
こゞんでくぐる軒下を
出でくる時は銃劍の
鮮血淋漓たる兵が、
血紅ちべにに染みし指をもて、
壁に十字を書置くは、
敵潛めるを示すなり。

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菊池寛

【大衆維新史読本 池田屋襲撃】

「夜に入り杉山松助、ひそかに槍を提げ、外出すと云ふ。未だ久しからずして、松助片腕を斬られ鮮血淋漓として帰邸し、急変ありと告げ、邸門を閉ざし、非常に備へしむ。乃美、何故に外出せしやと問ふ。池田屋に赴かんとして、途中かくの如し、遺憾に堪へずと答ふるのみ」

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吉川英治

【三国志 臣道の巻】

 玄徳は、変を聞いて、
「大変なことをしてくれた」
 と、俄に家を出て、徐州城へ馳せつけようとすると、すでに関羽は鮮血淋漓せんけつりんりとなって車冑の首を鞍にひっくくり、凱歌がいかをあげながら引き揚げてきた。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23