ご利用について
参考書
四字熟語  を     表示  件
このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
千思万考
せんしばんこう
作家
作品

二葉亭四迷

【浮雲】

唯是もなく非もなく、利もなく害もなく、昇に一着を輸する事は文三には死しても出来ぬ。
 ト決心して見れば叔母の意見にそむかなければならず、叔母の意見に負くまいとすれば昇に一着を輸さなければならぬ。それも厭なりこれも厭なりで、二時間ばかりと云うものは黙坐して腕をんで、沈吟して嘆息して、千思万考、審念熟慮して屈托して見たが、 せんずる所はもと木阿弥もくあみ

青空文庫で読む  

内田魯庵

【二葉亭追録】

実行家の第一資格たる向う見ずに猪突ちょとつする大胆を欠いていた。勢い躍り出すツモリでいても出遅れてしまう。機会は何度なんたび来ても出足が遅いのでイツモ機会を取逃がしてしまう。存命していても二葉亭はやはりとつおいつ千思万考しつつ出遅れて、 可惜あったら多年一剣を磨した千載せんざいの好機を逸してしまうがおちであるかも解らん。

青空文庫で読む  

穂積陳重

【法窓夜話】

起し得て妙なりと手を拍って自ら喜び、更に二の句を次ごうと試みたが、どうしても出ない。出ないはずである。起句が余りに荘厳であるから、如何なる名句をもってこれに次ぐも、到底竜頭蛇尾たるを免れないのである。千思万考推敲すいこう百遍、ついに一辞をも見出す能わずしてその筆を投じてしまった。

青空文庫で読む  

 
  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

おすすめサイト・関連サイト…

Last updated : 2022/11/23