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千秋万歳
せんしゅうばんぜい
せんしゅうばんざい
せんしゅうまんざい
千年万年。永遠、永久のこと。また、それを願うことば。長寿を祝うことば。
作家
作品

高浜虚子

【漱石氏と私】

 其後不本意ながら俳界に遠ざかり候結果として貴君へも存外の御無沙汰申訳なく候。
 承れば近頃御妻帯の由、何よりの吉報に接し候心地千秋万歳の寿をなさんがため一句呈上いたし候。
初鴉はつからす東の方を新枕にひまくら

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田山花袋

【田舎教師】

皇室の御栄おんさかえあらせらるることは、われわれ国民にとってまことに喜びにたえませんことで、千秋万歳せんしゅうばんざい、皆さんの毎日お歌いになる君が代の唱歌にもさざれ石のいわおとなりてこけのむすまでと申してございます通りであります。

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与謝野晶子

【女子の独立自営】

でその時代に危険のない生活を送ろうとする人人は、理も非もいわずにふるい習慣と旧い概念とに盲従し、徳川将軍は千秋万歳日本の政権を握っているもの、武士は何時いつでも主人のために腹を切るもの、儒学は永久に聖堂の朱子学しゅしがくを標準とすべきもの、宗教は仏教以外に信ずべからざる事、百姓町民は万世にわたって武人の下風に立ち、生かすとも殺すとも御役人の自由に任すべきもの、女は三界に家なく親と良人おっとと我子とに屈従すべきもの、こういう考でいるより外はなかったのです。

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折口信夫

【組踊り以前】

国邑の古い神事歌以来のものだからである。かう言ふ祝賀の趣きに専らになつてゐるふし踊りに、大きな影響を与へたものは、千秋万歳を祝する芸能の渡来である。日本ヤマトの為政者や、記録家の知らぬ間に、幾度か、七島の海中トナカの波を凌いで来た、下級宗教家の業蹟が、茲に見えるのである。

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岡本かの子

【富士】

 夜の奥の綾むしろは暖く、結燈台の油つきに油はなみなみとしている。
 翁は衣食住の幸福ということも考えないではいられなかった。
 それで常陸風土記ひたちふどきによると一応はこうも事祝ことほいでやった、
「人民集賀、飲食富豊、代々無絶、日々弥栄、千秋万歳、遊楽不窮」と。

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折口信夫

【山のことぶれ】

国々の語部カタリベの昔から、国邑の神人の淪落して、祝言職ホカヒとなり、陰陽師オンミヤウジの配下となつて、唱門師シヨモジン千秋万歳センズマンザイ・猿楽の類になり降つても、其筋がゝつた物語は、神の口移しの歴史で、今語られてゐる土地の歴史と言ふ考へ方は、忘れられきつては居なかつた。

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折口信夫

【唱導文学 ――序説として――】

かうした「いはひ詞」を持つて、諸国の檀那場を廻る様になる。其が、進むと千秋万歳センジユマンザイである。此は、平安朝に早く現れて、而も人の想像する程の変化もなく、近代の万歳芸に連接してゐるのである。

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Last updated : 2022/11/23