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焦熱地獄
しょうねつじごく
作家
作品

芥川龍之介

【杜子春】

 地獄には誰でも知っている通り、つるぎの山や血の池の外にも、焦熱地獄という ほのおの谷や極寒ごくかん地獄という氷の海が、真暗な空の下に並んでいます。鬼どもはそういう地獄の中へ、代る代る杜子春をほうりこみました。

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菊池寛

【恩讐の彼方に】

「重ね重ねの悪業を重ねた汝じゃから、有司の手によって身を梟木きょうぼくに晒され、現在の報いを自ら受くるのも一法じゃが、それでは未来永劫、焦熱地獄苦艱くげんを受けておらねばならぬぞよ。それよりも、仏道に帰依きえし、衆生済度しゅじょうさいどのために、身命を捨てて人々を救うと共に、汝自身を救うのが肝心じゃ」と、教化した。

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萩原朔太郎

【散文詩・詩的散文】

イワンは何ものとも妥協することのできない近代思想の勇者である。彼は神を信じない。悪魔を信じない。天国も地獄も、道徳も人道も、博愛も正義も、科学も哲学も、およそ地上のいっさいのものを賤辱し尽している。而してまっくらな焦熱地獄のどん底に絶望的の悶絶をつづけながら、しかも尚、新らしい救いをもとめようとしてもがきあがいている。

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国枝史郎

【剣侠】

 白刃! 閃き! 悲鳴! 怒声! 仆れる音! 逃げつ追いつ、追いつ逃げつする姿!
 混乱混戦の場となったが、この時宿しゅくもいよいよ混乱! 混乱以上に阿鼻叫喚の焦熱地獄となりまさり火事の焔の熱気に堪えかね、空地へ耕地へ……耕地へ耕地へと、さながら怒濤の崩れる如く、百、二百、三百、四百! 老幼男女家畜までが、この耕地へ逃げ出して来た。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23