[ 早口言葉や発声、滑舌など、言葉の練習をしましょう ]
外郎売(ういろううり)
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『歌舞伎十八番 外郎』「虎屋東吉 九世市川団十郎」(国立国会図書館所蔵) 『春仙似顔畫集・外郎賣 市川三升』名取春仙画(国立国会図書館所蔵)
 
    外    
    郎    
    売    
『外郎家』の店構え - 東海道名所圖會(寛政9年・1797年)より
『外郎売り』目次 
   外郎売りとは 
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   ローマ字版 - Rōmaji no「UIRŌ-URI」 
   《参考》現代語訳(振り仮名付き現代語意訳) 
   《原典》『花江都歌舞妓年代記』(旧字旧仮名) 
   《参考》現在の歌舞伎 
   《参考》享保3年・1718年『二代目市川團十郎』(画像) 
   《参考》享保8年・1723年『三代目松本幸四郎』 
   《参考》享保8年・1723年『三代目松本幸四郎』(画像) 
   《参考》江戸末期 - 明治初期『歌川国輝画』 
   《参考》明治16年・1883年刊『市川団十郞お家狂言』 
   《参考》明治16年・1883年刊『市川団十郞お家狂言』(画像) 
   《参考》昭和63年・1988年刊『二世市川団十郞』 
   《参考》『琴線和歌の糸』より『こんきょうじ』画像 
   《参考》『琴線和歌の糸』より『こんきょうじ』文字 
弁舌瀧のごとし 大評判 大入り
  享保三年戊の正月、江戸三座の一つ森田座は二世市川團十郎の舞台に湧いた。
  演じられたのは團十郎自作の「ういろう売」。爾来、家の芸となった。
  • 外郎売(ういろううり)」は、享保3年・1718年に、二代目市川團十郎が自作し演じた、「若緑勢曾我(わかみどりいきおいそが)」という歌舞伎の演目の中に登場した「透頂香(とうちんこう)(通称、外郎(ういろう))」という薬を売り歩く商人のことです。
  •  その口上に早口言葉などの舌もじりが含まれることなどから、現代では演劇学校やアナウンサー養成などで、発声や滑舌、鼻濁音の練習のための教材としても使われています。
  •  外郎売りの台詞は、二代目市川團十郎の初演とされるものの他、享保8年・1723年 に三代目松本幸四郎が演じたものや、大正時代のもの、昭和に入っての十二代目團十郎(当時海老蔵)の台本などがあり、それらを取り上げた文献や、教材としての出版物、ネット上で流布されているテキストなどの内容には少しずつ異なる部分も見受けられます。もちろん、基にした台本が異なれば内容も異なる訳ですが、ほぼ同じ台本を基にしたであろうと思われるテキストでも記述が明らかに異なっているものがあり、その顕著なものは「いっぺぎ」と「ひとつへぎ」、「干蛸(ひだこ)」と「一丁蛸(いっちょうだこ)」という表記でした。
  •  当サイトでは、それらの違いがどこから来ているのかを見極めるとともに、これまで公開していた内容についても改めて原典の文献に当たり、全体像を確認する作業を行いました。その結果、例えば「干蛸」と「一丁蛸」の違いについては、どなたかが、どこかの時点で文字を読み誤り、それが修正されないまま現在に至っているのではないかという一定の結論を導き出しました。
  •  ここでは、言葉の練習を主とする印刷物やサイトの多くが引用しているであろうと思われる、二代目市川團十郎が初めて演じた際の台本とされる、文化8年・1811年刊(天保12年・1841年再版)の『 花江都歌舞妓年代記(はなのえど かぶきねんだいき) 』に掲載された台詞を出来るだけ忠実に再現することを心掛け、二代目市川團十郎が演じた台詞を引用した内容としては、一定の解釈によって“決定版”と謳えるのではないかと考えています。
  • 「干蛸」と「一丁蛸」の違いなど、当サイトでの解釈については該当するいくつかのページに『このページでの表記についての解釈』としてその根拠などを記しました。
  •  解釈などに誤りがあると思われる部分や、誤記、誤字などについて、お気付きの点がございましたらご指摘をいただければ幸いです。
  • 2016年(平成28年)2月
    2008年版改訂
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