雑節 など
= 節分、彼岸、入梅、土用など =

 *二十四節気以外で季節の節目を表わすものを「雑節」という。ここでは、それ以外の日も掲載した。
名称
日にち
(新暦)
意味・由来など

節分

せつぶん

2月3日頃

 立春の前の日をいいます。冬と春の分かれ目で、翌日から暦の上での春を迎えます。豆を撒いてけがれを清め、前年の厄払やくばらいをし、ヒイラギの枝にイワシの頭を刺して軒先に飾り、家の中にわざわいが入り込むのを防ぐ行事があります。歳の数だけ豆を食べると、一年間、無事でいられるという言い伝えもあります。
 「節分」は春夏秋冬の季節の変わり目ごとにありますが、旧暦では立春が年の始まりにあたり、特に重要視されて、今では、「節分」といえば立春の前の日を指すようになりました。

 この日の夜に、恵方と呼ばれる方角にに向かって太巻きを丸かじりする風習が関西から広まり、全国で行われるようになっています。その巻き寿司が「恵方巻き」「恵方寿司」などと呼ばれます。


   

春社日

はるしゃにち

3月16日頃

 春分に最も近いつちのえの日をいい、田(土)の神様に五穀を供え、豊穣を祈ります。

春彼岸

はるひがん

3月18日頃が
「彼岸の入り」

 春分の日(3月21日頃)とその前後3日ずつを含めた7日間をいいます。彼岸の入りから4日目の、春分の日が彼岸の中日で、「国民の祝日」(内閣府)です。
 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さも峠を越して温和な季候となるとされます。「彼岸」は、「現世を離れ極楽浄土の岸に到る」という意味の仏教の言葉で、墓前に花や線香を手向け先祖を供養する姿が見られます。

春土用

はるどよう

4月17日頃が
「土用の入り」

 春の終わりの18~19日間で、立夏の前の日までが春土用の期間です。

八十八夜

はちじゅうはちや

5月2日頃

 立春から88日目をいいます。「八十八夜の別れ霜」といい、この日からは陽気もよくなり霜の害もめっきり減るといわれ、種まき・農事の目安となる日とされます。春から夏への境の頃で、茶摘みも始まり新茶の季節となります。

『茶摘』
  文部省唱歌
 一、
 夏も近づく八十八夜、
 野にも山にも若葉が茂る。
「あれに見えるは
 茶摘ぢやないか。
 あかねだすきに菅の笠。」
 二、
 日和つづきの今日此の頃を、
 心のどかに摘みつつ歌ふ。
「摘めよ、摘め摘め、
 摘まねばならぬ、
 摘まにや日本の茶にならぬ。」

入梅

にゅうばい

6月11日頃

 「梅雨つゆ」に入る日という意味で、この頃から梅雨になるとされます。この日から、およそ一か月間を「梅雨」といいます。
 「梅雨」とは、ちょうど梅の実が熟する頃に雨が降り続くことから付いたとされ、梅の実を熟させる雨という意味でもあるともいわれます。「ばいう」ともいいます。
 暦上の「入梅」は6月11日頃とされますが、現在の実際の各地の梅雨入りは、気象庁の観測・予報によって発表されています。
梅雨入り・梅雨明けの平年値
  梅雨入り 梅雨明け
沖縄 5月9日ごろ 6月23日ごろ
奄美 5月11日ごろ 6月29日ごろ
九州南部(奄美を除く) 5月31日ごろ 7月14日ごろ
九州北部(山口県を含む) 6月5日ごろ 7月19日ごろ
四国 6月5日ごろ 7月18日ごろ
中国(山口県を除く) 6月7日ごろ 7月21日ごろ
近畿 6月7日ごろ 7月21日ごろ
東海 6月8日ごろ 7月21日ごろ
関東甲信 6月8日ごろ 7月21日ごろ
北陸 6月12日ごろ 7月24日ごろ
東北南部 6月12日ごろ 7月25日ごろ
東北北部 6月14日ごろ 7月28日ごろ
・2010年(平成22年)までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)の日付。
・最新のデータは気象庁でお確かめください(気象庁)。

半夏生

はんげしょう

7月2日頃

 「ハンゲショウ(半夏生)」が咲き、梅雨も明ける頃と言われる時期で、田植えを終える目安となる日です。夏至から11日目をいいます。
 この日を「農上がりの日」と定め、いばらまんじゅうを先祖に供えたり、農作業を休んで骨休めをする風習がある地域や、この日の天候で稲作の豊凶を占う風習のある所もあります。
 「ハンゲショウ」はドクダミ科で、「半夏生」の時季に花を付けるのでその名が付いたといわれます。緑色の葉が白く化粧をしたようになることから、別名「半化粧はんげしょう」「片白草かたしろぐさ」とも。
 暦の上の「半夏生」は、「カラスビシャク(烏柄杓)」という植物が育ち花を咲かせるころという意味です。「カラスビシャク(烏柄杓)」は、サトイモ科の植物で、地下にある指の頭ほどの球茎が夏至のころに良く育つので、漢名・生薬名で「半夏はんげ」といわれます。すなわち、「半夏生」は「半夏」が育ち花を咲かせるころという意味です。漢方処方に「半夏厚朴湯はんげこうぼくとう」「半夏白朮天麻湯はんげびゃくじゅつてんまとう」などがあります。
 二十四節気の各節気をさらに3つに分けた「七十二候しちじゅうにこう」の1つに「半夏生」(はんげしょうず)があり、ここから作られた暦日とされます。七十二候での「半夏生(はんげしょうず)」は、その年によって違いますが、七月二日頃から六日頃までとされます。

 

中元

ちゅうげん

7月(15日)

  「中元」とは、夏の時期、世話になった人などへ物を贈ること、または、その品物をいいます。
 「 中元」という言葉は古代の中国から来ており、中国では1月15日を 「上元」、7月15日を「中元」、10月15日を「下元」として祭りを行ったということです。それが日本に伝わり、中国の「中元」が仏教の「盂蘭盆会うらぼんえ」と結びつきお盆となり、日本に昔からあった半年の節目に贈り物をする風習とも結びついて、現在の「中元」の習慣ができたということです。
 一般的に、「中元」を贈る時期は、関東では6月下旬~7月15日まで、関西では7月上旬~8月15日までとされているようですが、地域によって違いがあるようです。

お盆・盂蘭盆

おぼん・うらぼん

7月15日
(8月15日は月遅れ)

 「お盆」は、亡くなった人の霊を迎えて供養する仏教の夏の行事です。「盂蘭盆うらぼん」という言葉の略で、「盂蘭盆うらぼん」は、梵語(サンスクリット語)の、「ullambana (ウランバーナ・ウラバンナ)を音訳したものとされているようです。
 「盂蘭盆会うらぼんえ」は、旧暦(陰暦)の7月15日にお寺で営まれる法会のことです。
 「お盆」は、中国の7月15日の「中元」の風習が日本に伝わり、結びついたともされています。
 「お盆」は、元々旧暦の7月15日を中心に行われた行事ですが、現在では、新暦の7月15日をはさんだ7月13日から16日に、もしくは、「月遅れ」といって、8月15日をはさんだ8月13日から16日にかけて行われることが多いようです。
 東京など関東では7月に行われるようですが、現在ではほぼ全国的に月遅れの8月に行われることが多くなっています。
 年によっては、新暦の8月15日が旧暦の7月15日と重なることもあります。(海上保安庁海洋情報部・天文と暦
 13日には「迎え火」を、16日には「送り火」を焚きます。「送り火」は、15日に焚く地域もあるようです。仏壇の前に置いた小机に「真菰まこも」や「すのこ」を敷き、または、仏壇の引き出しを使って「精霊棚しょうりょうだな」(盆棚)を作りお供えをします。
 16日の「送り盆」には、盆棚のお供えを真菰に包んで舟の形にし、明りをともして川や海に流す「流し盆」や「盆流し」という風習がありましたが、現在では、「七夕流し」と同じように、川を汚すことから一部の地域以外は行われていないようです。
 故人の四十九日が明けたあとの、初めて迎えるお盆を「 新盆にいぼん」といいます。アラボン、シンボン、ハツボン、ニュウボン、アラソンジョ、ニイジョウロ、ネジョウレイなど、呼び方は地域によって様々です。

夏土用

なつどよう

7月20日頃が
「土用の入り」

 夏の終わりの18~19日間で、立秋の前の日までが夏土用の期間です。現在では、単に「土用」というと、「夏土用」を指すことが多くなっています。
 夏バテをしないために、「土用の丑の日」に栄養価の高いウナギを食べると良いという言い伝えがありますが、これは、幕末の蘭学者らんがくしゃ平賀源内ひらがげんないが、「本日土用丑の日」と、今で言うキャッチコピーを鰻屋のために考え、店先に張り出して宣伝したところ大繁盛で、以来、鰻屋がそれを広め、「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣ができたという説があります。

二百十日

にひゃくとうか

9月1日頃

 立春の日(2月4日頃)から210日目をいいます。台風がやって来る厄日とされ、稲の開花期にあたる地方では、台風の被害から稲を守る警戒の目印にした日とされます。統計的にこの日が特に台風が多いというわけではなく、台風シーズンを警戒するという考えから来ていると思われます。

二百二十日

にひゃくはつか

9月11日頃

 立春の日(2月4日頃)から220日目をいいます。二百十日とともに台風がやって来る厄日とされ、稲の開花期にあたる地方では、台風の被害から稲を守る警戒の目印にした日とされます。統計的にこの日が特に台風が多いというわけではなく、台風シーズンを警戒するという考えから来ていると思われます。

秋彼岸

あきひがん

9月20日頃が
「彼岸の入り」

 秋分の日(9月23日頃)とその前後3日ずつを含めた7日間をいいます。彼岸の入りから4日目の、秋分の日が彼岸の中日で、「国民の祝日」(内閣府)です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さが増してくるとされます。「彼岸」は、「現世を離れ極楽浄土の岸に到る」という意味の仏教の言葉で、墓前に花や線香を手向け先祖を供養する姿が見られます。

秋社日

あきしゃにち

9月22日頃

 秋分に最も近いつちのえの日をいい、田(土)の神様に初穂を供え、豊穣を感謝します。

秋土用

あきどよう

10月20日頃が
「土用の入り」

 秋の終わりの18~19日間で、立冬の前の日までが秋土用の期間です。

冬土用

ふゆどよう

1月17日頃が
「土用の入り」

 冬の終わりの18~19日間で、立春の前日までが冬土用の期間です。

元日

がんじつ

1月1日

 年のはじめを祝う「国民の祝日」(内閣府)です。
 元日がんじつを、「元旦がんたん」と言うことがありますが、「元旦」とは日が昇る間のことを言い、1月1日の午前中の早い時間を指すとされます。旦という字は、太陽(日)が地平線・水平線( _ )上に昇る様を表し、元旦は、元日の朝ということになります。このことから、1月1日の、その日一日を「元旦」と言うのは間違いということになります。

『一月一日  ~としのはじめ~』
  作詞:千家尊福
  作曲:上 真行
 一、
 年の始めの ためしとて
 終わりなき世のめでたさを
 松竹まつたけたててかどごとに
 いおう今日こそ楽しけれ
 二、
 初日の光差し出でて
 四方よもに輝く今朝の空
 君が 御影みかげたぐえつつ
 仰ぎ見るこそ尊けれ

寒の入り

かんのいり

1月5日頃

 1月5日頃にある「小寒」の日を「寒の入り」といい、寒さが一段と厳しくなる頃です。「寒」や「寒の内」は、「小寒」から「節分」までのおよそ1か月間をいいます。
 寒さの厳しい「寒」の間に、武道や音曲などの鍛錬をすることを「寒稽古」といいます。「寒明け」は、「立春」になることです。


  • このページは、例のいくつかをあげ編集しています。
  • 学習や研究などにお使いの際は、辞典・専門書などでご確認ください。(このページを利用され、何らかの不利益や問題が生じても、当サイトは一切の責を負いかねます。あらかじめご了承ください)
  • 本サイトは編集著作物です。データの無断転載等を禁じます。著作権侵害という犯罪
関連するページ
 年齢早見表    年齢計算[1]    年齢計算[2]    年齢計算[3]基準日設定    年齢から生まれた年調べ    入学・卒業年計算[簡易版]    入学・卒業年[全学年表示版]    幼稚園入園/生まれ年    小学校入学/生まれ年    在学中に達する年齢・在籍年齢一覧    元号・西暦一覧    元号・西暦五十音一覧    和暦(元号) ⇔ 西暦変換    日数計算(○○から何日目?)    「何日目」と「何日ぶり」の違い    何日後・何日前は何月何日    Excelなどで何日後?    この間、何日?    その日は何曜日?    その曜日は何日?(指定した曜日の日調べ)    その日は何週目?    カレンダー    西暦⇔皇紀変換    干支調べ    閏年調べ    閏年一覧    九星調べ    六曜調べ - 大安は?    ドッグイヤー    100日目、1,000日目など計算    不惑・古稀・卒業年齢・など人生の節目計算    結婚記念日計算    結婚記念日一覧    今年「銀婚式・金婚式」は何年挙式?    旧暦計算    誕生の祝い    子供の祝い計算    長寿の祝い一覧(還暦・古希など)    法要・年回忌計算    二十四節気(立春、立夏など)    七十二候    五節句・五節供    年齢の名称・異称(弱冠/不惑・三十路/四十路など)    何周年?    何年目?    創立は?    あの出来事から今年で何年?和暦で何年?    明治・大正・昭和などの各年は何年前?    明治・大正・昭和などは各々何年?    きょうは何の日?    今年の恵方は?    春の七草    月齢・きょうの月    日の出・日の入り調べ

おすすめサイト・関連サイト…