① ローカルストレージの保存場所など
入力されたデータは、ユーザーのブラウザの「ローカルストレージ」に保存されます。ローカルストレージは、以下の特性を持つブラウザのストレージ機能です。
- ブラウザ固有: ローカルストレージは、データが保存された特定のブラウザ内にのみ存在します。他のブラウザやデバイスからはアクセスできません。
- ドメイン固有: データは保存された特定のドメイン(サイト)に関連付けられています。同じドメイン内のページならアクセスできますが、異なるドメインではアクセスできません。
- 持続性: ローカルストレージに保存されたデータは、ブラウザを閉じても残りますが、コンピュータをシャットダウンや再起動した場合、データが削除されることがあります。必ず重要なデータは、テキストエディターや他の保存手段でバックアップしてください。また、プライベートモード(シークレットモード)では、データが保存されない場合があります。
② Webサーバー上での挙動
このHTMLファイルをWebサーバーにアップロードした場合、次のような挙動が予想されます。
- 同一ユーザー・同一ブラウザでの利用:
- あるユーザーがこのページにアクセスすると、そのユーザーのブラウザのローカルストレージにデータが保存されます。
- 同じユーザーが同じブラウザから再度アクセスした場合、以前の入力内容が復元されます。
- ローカルストレージはクライアント(ユーザーのデバイス)側に保存されるため、他のユーザーやデバイスからはアクセスできません。
- 異なるユーザー・異なるブラウザでの利用:
- 異なるユーザーが同じWebページにアクセスした場合、そのユーザーのブラウザに新しいローカルストレージが作成され、前のユーザーのデータにアクセスすることはできません。
- データのセキュリティ:
- ローカルストレージはクライアント側に保存されるため、サーバーにはデータは送信されません。したがって、データはユーザー自身のデバイスにのみ保存されます。Webサーバー上にアップロードしても、個別のユーザーごとにデータが管理されるため、プライバシーは守られます。
③ 機能など
- 保存データのエクスポート機能: 保存したデータをJSON形式などでダウンロードし、再利用することができます。
- 入力内容のプレビュー機能: 入力中の内容をリアルタイムでプレビューし、編集の際の確認がしやすくなります。
- タイムスタンプの機能: 各下書きの保存日時を記録し、最後の編集時刻を確認することができます。
- コピー機能: 入力・保存した内容を、コピーボタンでコピーして利用することができます。
《 まとめ 》
このツールは、ローカルストレージを使用してデータを保存するため、Webサーバー上にアップロードしても、他のユーザーとデータが共有されることはありません。それぞれのユーザーが自分のブラウザ内でのみデータを保持し、リセットするまでデータは残り続けます。この機能はWebサーバー上でも安全に利用でき、ユーザーごとに独立して機能します。
このツールは、ブラウザのローカルストレージを利用して簡単に下書きを保存・管理するためのものです。名前を付けて保存する手間を省き、ブラウザ上で直接入力と保存が行えます。使い方によっては、テキストエディターやワープロソフトと比べて便利さが増し、作業効率も高まるものと考えられます。
ただし、コンピュータのシャットダウンや再起動によりデータが消える場合がありますので、重要なデータは定期的にダウンロードするか、テキストエディターやワープロソフトで保存してください。このツールは、あくまでも下書きの一時的保存の機能を提供するものです。