『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」
- 江戸時代に天然痘(疱瘡、痘瘡
)が流行した際、魔除けの色とされて来た赤色で摺った絵が出回りました。流行した疱瘡の魔除けのまじないとされたもので、これらは「疱瘡絵」「赤絵
」などと呼ばれ、絵には、
鍾馗、達磨、金太郎、桃太郎、源為朝、みみずく、張り子の犬、でんでん太鼓、風車などがよく描かれたとされます。
- ここに掲載したのは、
歌川豊国「七変化之内 朱しやうき 関三十郎」
歌川国貞「市川新之助はつやく相つとめ申候」「中村芝翫九変化ノ内 朱鍾馗」
歌川国芳「金太郎の猪退治」
葛飾北明「金太郎・達磨・源為朝」
歌川芳鶴「源為朝」「桃太郎」
歌川芳虎「槌とみみづく」「羽子板と手鞠」
喜多川歌麿二代「福禄寿と唐子」
歌川重宣「桃太郎図」
長谷川貞信「御名残所作事七変化之内 朱鍾馗 中村歌右衛門」 の 12 作です。
- 歌川豊国
:江戸時代の浮世絵師。:明和6年〈1769年〉 - 文政8年1月7日〈1825年2月24日〉。
- 歌川国貞
:江戸時代の浮世絵師。のちの三代目歌川豊国。:天明6年5月19日〈1786年6月15日〉 - 元治元年12月15日〈1865年1月12日〉。
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歌川国芳
:江戸時代末期の浮世絵師。寛政9年11月15日〈1798年1月1日〉 - 文久元年3月5日〈1861年4月14日〉。一勇斎国芳、彩芳舎、朝桜楼、雪谷、仙真などと号す。掲載した絵の落款には「一勇齊國芳」が使われている。
- 葛飾北明
:江戸時代の浮世絵師。葛飾北斎の門人。江戸の人で葛飾の画姓を称し、九々蜃、画狂人と号す。掲載した絵の落款には「九々蜃北鬼」が使われている。
- 歌川芳鶴
:江戸時代の浮世絵師。歌川国芳の門人。俗称は長次郎、一声斎と号す。掲載した絵の落款には「一声斎芳鶴」が使われている。
- 歌川芳虎
:江戸時代末期から明治時代中期にかけての浮世絵師。歌川国芳の門人。一猛斎、孟斎、錦朝楼などと号した。掲載した絵の落款には「一猛斎芳虎」が使われている。
- 二代目 喜多川歌麿:生没年不詳。江戸時代後期の戯作者、浮世絵師。
- 歌川重宣
(二代目歌川広重):文政9年〈1826年〉 - 明治2年9月17日〈1869年10月21日〉。江戸時代末期から明治初期にかけての浮世絵師。
- 長谷川貞信
:文化6年〈1809年〉11月 - 明治12年〈1879年〉3月28日。江戸時代後期から明治時代にかけて大坂で活躍した浮世絵師。
- 【知識】世界保健機関 (WHO) は、1980年〈昭和55年〉5月8日、地球上からの天然痘根絶宣言を発した。
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Last updated : 2024/06/29