『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 
《疫病除け・疫病退散》
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  はしか絵(麻疹絵)  
  • 天然痘てんねんとう疱瘡ほうそう痘瘡とうそう)を防ぐとされた「朱描き鍾馗しゅがきしょうき朱鍾馗しゅしょうき赤鍾馗あかしょうき」。
  • これは、葛飾北斎かつしかほくさい の「朱鍾馗図幟」です。文化2年(1805年)頃の作品。
  • 絵には、「九々蜃北斎画」の落款が見られます。
  • 葛飾北斎:江戸時代後期の浮世絵師。宝暦10年9月23日〈1760年10月31日〉? - 嘉永2年4月18日〈1849年5月10日〉。享年90。生涯に使用した号は30とされ。使用した号は「春朗」「宗理」「北斎」「戴斗」「為一」「卍」「九々蜃」など。
  • 鍾馗像は、疫病除け、厄除け、受験の神などとして信仰され、5月5日の端午の節句には幟や人形として飾る習慣があります。北斎が描いた赤い鍾馗は、赤い色が天然痘を防ぐのに効能があるとされたためで、ほとんどの部分が朱で描かれました。
  • 【知識】世界保健機関 (WHO) は、1980年〈昭和55年〉5月8日、地球上からの天然痘根絶宣言を発した。

葛飾北斎
「朱鍾馗図幟」
= 文化2年(1805年)頃 =
《ボストン美術館蔵》

  葛飾北斎/朱描き鍾馗  ①  
  葛飾北斎/朱描き鍾馗  ②  
  葛飾北斎/朱描き鍾馗  ③  

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Last updated : 2024/06/29