『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 浮世絵のジャンルのひとつに「寄せ絵」や「だまし絵」などと呼ばれるものがあります。人物や動物を寄せて人の顔や字を描いたり、絵の中に何かを隠していたりするトリックアートです。「遊び絵」という括り方もされます。 この絵は、無類の猫好きであったとされる、 歌川国芳(うたがわくによし)が描いた「「国芳もやう正札附現金男・野晒悟助(のざらしごすけ)」。 こ絵では着物の柄が 髑髏(どくろ)模様で、猫が集まった寄せ絵となっています。また、鼻緒の切れた下駄も髑髏模様に見えます。(「 野晒(のざらし) 」は野辺にさらされた人の頭蓋骨のこと)。 弘化2年〈1845年〉頃の作品とされます。 歌川国芳:江戸時代末期の浮世絵師。寛政9年11月15日〈1798年1月1日〉 - 文久元年3月5日〈1861年4月14日〉。一勇斎国芳、彩芳舎、朝桜楼、雪谷、仙真などと号す。こ絵の落款には「一勇齊國芳」が使われている。 「国芳もやう正札附現金男」 野晒悟助(のざらしごすけ) = 歌川国芳 = 国芳もやう正札附現金男・野晒悟助(のざらしごすけ) 歌川国芳 [ボストン美術館蔵] 歌川国芳/国芳もやう正札附現金男「野晒悟助」の猫柄 《 国芳もやう正札附現金男 》 野晒悟助(のざらしごすけ) [ボストン美術館蔵] 〔部分〕 〔部分〕 〔部分〕 〔部分〕 〔部分〕 〔部分〕 〔部分〕下駄 『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 おすすめサイト・関連サイト…