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山東京伝 の手拭の図案集。『志やれ染手拭合 』。書名は内表紙墨書。- 『
志やれ染手拭合 』。別題に『手拭合 』、『風流手拭合 』。 - 天明4年〈1784年〉刊。
山東京伝 (山東京傳):宝暦11年8月15日〈1761年9月13日〉 - 文化13年9月7日〈1816年10月27日〉。江戸時代後期の浮世絵師、戯作者。浮世絵師としては北尾政演 とも号した。- 『志やれ染手拭合』は、いわば仲間同士のデザインコンテストの図録という設定で、応募作品79作を彩色刷りで載せたと序文は説明する。
- 応募者に
鴨鞭蔭 こと加藤千蔭という京伝が国学を教わった師匠の名が見え、当時の京伝の交友範囲を見ることができる。 山東京伝 Wikipedia - 「
京伝鼻 」と呼ばれる獅子鼻の男性の図案も描かれる。この京伝鼻の男性は、『手拭合』の翌年の天明五年〈1785年〉に刊行された「江戸生艶気樺焼 」(江戸前鰻の蒲焼きのもじり)に登場する艶二郎 として描かれる(国立国会図書館 )。艶二郎は江戸庶民の人気者となり、話の内容から「うぬぼれや」の代名詞ともなったとされる。『手拭合』での京伝鼻の図案は、出品作者として鴨鞭蔭 の名が記される。 - 国立国会図書館蔵。
- 【解説】 国文学研究資料館
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