『職人尽絵詞』に見る、『江戸時代の職業・風俗』 |
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「職人尽絵詞」より
『節季候・賃餅/餅屋』
絵の左下に見られる「
節季候
」は江戸時代の門付けの一つで、歳末になると、二、三人が組になってウラジロの葉をつけた笠をかぶり、赤い布などで顔を覆い、四つ竹などを鳴らしながら「せきぞろ、せきぞろ」とはやして家々を回り、米銭をもらって歩いたもの。
「
職人尽絵詞
」は、江戸後期の文化年間(1804年〜1818年)の始め頃
に、浮世絵師、 鍬形蕙斎
[ 北尾政美
]によって描かれた、全3巻からなる絵巻物で、100を超す当時の様々な職業や、職人の姿、風俗などが描かれています。
鍬形蕙斎が絵を描き、 大田南畝・ 朋誠堂喜三二・ 山東京伝などが 詞書を添えています。
ここでの画像は、国立国会図書館所蔵の模本によります。
なお、このサイト内の「職人尽絵詞」のページに掲載した画像は、独自に色彩補正を行っており、国立国会図書館所蔵による元の画像は全体のページを通して右の絵のような色合いです。
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Last updated : 2024/06/29