|
原子番号 | 元素記号 | 日本語名 | 英語名 | ラテン語名 | 発見年 | 発見者 | 由来 | 存在 | 用途 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | H | 水素 | Hydrogen | Hydrogenium | 1766 | ヘンリー・キャべンディッシュ (イギリス) | ギリシャ語: hydro(水)とgennao(生成する) | 宇宙で最も豊富な元素。主に水分子、星間ガス、太陽などの恒星に豊富に存在。地球では水や有機化合物として存在 | 燃料電池、ニッケル水素電池、アンモニアの合成、宇宙ロケットの燃料、水素燃料車など |
2 | He | ヘリウム | Helium | Helium | 1868 | ピエール・ジャンサン (フランス) 、ノーマン・ロッキャー (イギリス) | ギリシャ語: helios(太陽)。太陽のスペクトル分析中に発見 | 地球上では希少だが、宇宙では太陽や星間ガスに豊富に存在。天然ガス中にも含まれる | 飛行船や風船の充填、MRIスキャナーの冷却、深海ダイビングの混合ガス、超伝導マグネットの冷却剤など |
3 | Li | リチウム | Lithium | Lithium | 1817 | ヨアン・オーガスト・アルフェドソン (スウェーデン) | ギリシャ語: lithos(石) | 地殻中に存在し、鉱石や塩湖に含まれる。主にペタル石、リチア輝石などに含まれる | リチウムイオン電池、軽量合金、潤滑剤、ガラス・陶器の製造、空気浄化剤など |
4 | Be | ベリリウム | Beryllium | Beryllium | 1798 | ルイ=ニコラ・ボークラン (フランス) | 発見された鉱物ベリル(beryl)に由来。ベリルは鉱物名であり、日本語で「緑柱石」と呼ばれることもある | 地殻中にわずかに存在し、ベリル鉱石(エメラルド、アクアマリンなど)から採取される | 航空機材料、X線機器の窓、核反応炉の減速材、宇宙機器や衛星の構造材料など |
5 | B | ホウ素 | Boron | Borium | 1808 | ハンフリー・デービー(イギリス)、ジョセフ・ルイ・ゲイ=リュサック (フランス) 、ルイ・テナール (フランス) | アラビア語: buraq(白い)、borax(硼砂)に由来 | ホウ素は鉱物ボレイトに豊富に含まれ、地殻中に広く存在する | 耐熱ガラス、農業用肥料、半導体材料、ゴキブリ駆除剤、目薬、洗剤、航空機材料など |
6 | C | 炭素 | Carbon | Carbonium | 古代 | 不明 | ラテン語: carbo(木炭)といわれる | 地殻や大気中、さらに石炭、石油、生物の有機化合物(人体や植物など)に豊富に存在。ダイヤモンドやグラファイトとしても見られる | 鉄鋼の製造、燃料、鉛筆の芯、研磨剤、活性炭、カーボンファイバー、ナノチューブ、医薬品など |
7 | N | 窒素 | Nitrogen | Nitrogenium | 1772 | ダニエル・ラザフォード (イギリス) | ギリシャ語: nitron(硝石)+ gennao(生成する)。日本語の由来は、ドイツ語の「Stickstoff(窒息させる物質)」から | 大気中に約78%含まれ、タンパク質や核酸などの生体分子に豊富に存在 | 肥料、爆発物、液体窒素(冷却剤)、工業用ガス、食品保存、医薬品など |
8 | O | 酸素 | Oxygen | Oxygenium | 1774 | ジョゼフ・プリーストリー (イギリス)、カール・ヴィルヘルム・シェーレ (スウェーデン。シェーレは1771年に発見していたが、その成果は遅れて公表された) | ギリシャ語: oxys(酸・すっぱい)+genes(生成する) | 大気中に約21%含まれ、水や酸化物として地球上で広く存在 | 生物全般の呼吸、医療用酸素、燃焼促進、水処理、鉄鋼製造、宇宙飛行士用の生命維持システムなど |
9 | F | フッ素 | Fluorine | Fluorum | 1886 | アンリ・モアッサン (フランス)が単離 | ラテン語: フッ素の鉱石、蛍石(fluorite)から。「fluere(流れる)」が語源。日本語の「フッ素」は、Fluorineの発音の「フ」から | 主にフルオライト鉱石(蛍石)や氷晶石に含まれる | 歯磨き粉のフッ化物、冷媒、半導体製造、農薬、テフロン加工、医薬品など |
10 | Ne | ネオン | Neon | Neon | 1898 | ウィリアム・ラムゼー、モリス・トラバース (イギリス) | ギリシャ語: neos(新しい)。新しく発見された元素 | 大気中に微量に存在 | ネオンサイン、ネオンランプ、レーザー、冷却剤など |
11 | Na | ナトリウム | Sodium | Natrium | 1807 | ハンフリー・デービー (イギリス) | ギリシャ語の nítron(炭酸ナトリウム)または中世ラテン語の natron に由来するとされる | 水中に豊富に存在し、岩塩としても採取される | 食塩の製造、石鹸、ガラス製造、重曹、ベーキングパウダー、医薬品、ナトリウムランプなど |
12 | Mg | マグネシウム | Magnesium | Magnesium | 1808 | 酸化マグネシウムと二酸化炭素の分離はジョゼフ・ブラック(スコットランド)による1755年の発見。金属マグネシウムの単離は、1808年にハンフリー・デービー(イギリス)による | ギリシャ語: Magnesia(鉱石が発見された地名、マグネシア地方に由来) | 地殻中に広く分布し、鉱物(ドロマイト、オリビンなど)に含まれる | マグネシウム合金、パソコンや航空機部品、医薬品、肥料、火花放出装置など |
13 | Al | アルミニウム | Aluminum | Aluminium | 1825 | ハンス・クリスティアン・エールステッド (デンマーク) | ミョウバンの意味の、ギリシャ語とラテン語の alumen(アルメン)から | 地殻中で最も多い金属元素。主にボーキサイト鉱石から採取される | 飲料缶、1円玉、アルミ箔、建材、航空機部品、家電、車両など |
14 | Si | ケイ素 | Silicon | Silicium | 1823 | イェンス・ヤコブ・ベルセリウス (スウェーデン) | ラテン語: silex(ケイ砂) | 地殻中で2番目に多い元素。岩石や砂、粘土、石英、長石などに含まれる | 半導体、ガラス、セメント、シリコン樹脂、電子機器、太陽電池など |
15 | P | リン | Phosphorus | Phosphorus | 1669 | ヘニング・ブラント (ドイツ) | ギリシャ語: phos(光)と phoros(運ぶもの)。日本語での「リン」は、ひとだまを意味する「燐」から | 地殻中に微量に存在し、鉱石や有機物に含まれる。主にリン灰石として存在。生物の細胞内で重要な役割を果たす | 肥料、マッチ、工業用化学品、歯磨き粉、農薬など |
16 | S | 硫黄 | Sulfur | Sulphur | 古代 | 不明 | ラテン語: sulfur(硫黄)。語源はサンスクリット語の sulvere に由来するとされる | 火山地帯や鉱床に多く存在し、地殻中にも分布 | ゴムの硫化、火薬、医薬品、硫酸、化学工業材料など |
17 | Cl | 塩素 | Chlorine | Chlorum | 1774 | カール・ヴィルヘルム・シェーレ (スウェーデン) | ギリシャ語: chloros(緑黄色)。日本語名「塩素」は、塩化ナトリウム(塩)との関連から名付けられた | 岩塩に豊富に含まれ、海水にも多量に存在 | 消毒剤、漂白剤、殺菌剤、PVCの製造、工業用ガス、食品用保存剤など |
18 | Ar | アルゴン | Argon | Argon | 1894 | ジョン・ウィリアム・ストラット (レイリー卿) 、ウィリアム・ラムゼー (イギリス) | ギリシャ語: argos(怠惰な、働かない)に由来。語根 ergon(働く)に否定の接頭辞 a- をつけたもの | 大気中には約0.93%含まれ、窒素(約78%)、酸素(約21%)に次いで3番目に多い気体 | 電球や蛍光灯、アーク溶接、化学反応の不活性雰囲気、レーザー技術など |
19 | K | カリウム | Potassium | Kalium | 1807 | ハンフリー・デービー (イギリス) | アラビア語: al-qaly(草木の灰)が語源。英語名 potash(あく)は「灰から得られる」という意味 | 鉱石や植物内に存在し、地殻中にも分布。カーナル石などから採取される | 肥料、マッチ、火薬、医薬品、ガラス製造など |
20 | Ca | カルシウム | Calcium | Calcium | 1808 | ハンフリー・デービー (イギリス) | ラテン語: calx(石灰、焼石灰) | 骨や歯の主要成分として生物体内や地殻中に豊富に存在。石灰岩、真珠、鍾乳石、サンゴなどにも含まれる | 建材(石膏、コンクリート)、医療用ギプス、ガラス製造、食品添加物など |
21 | Sc | スカンジウム | Scandium | Scandium | 1879 | ラース・フレドリク・ニルソン (スウェーデン) | ラテン語の Scandia(スカンジナビア)から取られた名称 | 地殻中には少量存在し、主にトルトベイト石やエウクセナイトなどの鉱石から採取される | 競技場や映画撮影用のメタルハライドランプの製造、航空機材料として使用される軽量合金など |
22 | Ti | チタン | Titanium | Titanium | 1791 | ウィリアム・グレゴール (イギリス) | ギリシャ神話の巨人 Titan(タイタン)に由来 | 地殻中に広く分布し、主にイルメナイトやルチル鉱石に含まれる | 眼鏡のフレーム、ゴルフクラブ、航空機部品、医療用インプラント、化粧品や耐腐食性合金の材料など |
23 | V | バナジウム | Vanadium | Vanadium | 1801 | アンドレス・マヌエル・デル・リオ (スペイン)。1830年にニルス・ガブリエル・セフストレームが再発見 | 北欧神話の愛と美の女神「vanadis(ヴァナディス)」から | 地殻中に微量存在し、鉱石や化合物として産出される。バナジナイトやカルノタイトなどの鉱石 | 高強度鋼の合金(ジェットエンジンや自動車部品)、化学触媒、バッテリー、ミネラルウォーターの添加物など |
24 | Cr | クロム | Chromium | Chromium | 1797 | ルイ=ニコラ・ボークラン (フランス) | ギリシャ語: chroma(色)に由来。クロム化合物は多彩な色を持つ | 主にクロマイト鉱石から採取されるが、クロム化合物としても広く存在する | ステンレス鋼、メッキ、顔料や塗料の原料、耐熱ニクロム線など |
25 | Mn | マンガン | Manganese | Manganum | 1774 | カール・ヴィルヘルム・シェーレ (スウェーデン) が化合物として発見し、ヨハン・ゴットリーブ・ガーン (スウェーデン) が単離 | ラテン語の magnes(磁石)に由来し、磁力に関連づけられる鉱石から命名された | 地殻中に広く存在し、マンガン鉱石や深海底のマンガン団塊として存在 | 鋼や鉄の合金、マンガン乾電池、ガラスの着色剤など |
26 | Fe | 鉄 | Iron | Ferrum | 古代 | 不明 | ラテン語の ferrum(鉄)に由来。Iron はゲルマン語の「irenco」に由来 | 地球の地殻や核に大量に存在し、主に赤鉄鉱や磁鉄鉱として産出される | 建設、機械、車両、家電、工具、血液中の酸素運搬を行うヘモグロビンなどの多様な分野で使用 |
27 | Co | コバルト | Cobalt | Cobaltum | 1735 | ジョージ・ブラント (スウェーデン) | ドイツ語: ドイツの昔話に出て来る坑道の精霊、小鬼 Kobold(コボルト)に由来 | 主にリンネ鉱や輝コバルト鉱に含まれる | 磁石、ガンマ線源、青色顔料、リチウムイオン電池の材料など |
28 | Ni | ニッケル | Nickel | Niccolum | 1751 | アクセル・フレドリク・クローンステット (スウェーデン) | ドイツ語: kupfernickel(銅の悪魔)。採掘された鉱石が銅に似ているが、銅が得られないためにこう呼ばれた | 地殻中に広く分布し、主にペントランド鉱やガーネル鉱に含まれる | コイン、ニッケル水素電池、形状記憶合金、ステンレス鋼の材料など |
29 | Cu | 銅 | Copper | Cuprum | 古代 | 不明 | ラテン語の aes Cyprium(キプロスの鉱物)に由来し、後に Cuprum と簡略化された | 鉱石や酸化銅として地殻に存在。主に黄銅鉱から採取される | 電線、配管、青銅や黄銅などの合金、銅箔基板の材料など |
30 | Zn | 亜鉛 | Zinc | Zincum | 古代 | 1746年にアンドレアス・シグスムント・マルグラーフ (ドイツ) が金属亜鉛を単離したが、古代から知られていた | ドイツ語: Zinke(フォークの歯や尖ったもの)から名付けられた説が有力だが、明確な由来は不明 | 地殻中に豊富に存在し、主にスファレライトや閃亜鉛鉱から採取される | 防錆コーティング、乾電池、黄銅の製造、人体に必須の微量元素など |
31 | Ga | ガリウム | Gallium | Gallium | 1875 | ポール・エミール・ルコック・ド・ボワボードラン (フランス) | ラテン語: Gallia(ガリア)。フランスの古いラテン語名。発見者の名前の一部のラテン語からという説も | ボーキサイトや亜鉛鉱石の副産物として得られる | 半導体、LED、太陽電池の材料、ガリウム砒素レーザーの製造など |
32 | Ge | ゲルマニウム | Germanium | Germanium | 1886 | クレメンス・ヴィンクラー (ドイツ) | ラテン語: Germania(ゲルマニア)。ドイツの古い名前 | 亜鉛鉱石や石炭の灰に含まれる。ゲルマン鉱など | ダイオード、光ファイバー通信、赤外線光学、半導体材料など |
33 | As | ヒ素 | Arsenic | Arsenicum | 古代 | 13世紀にアルベルトゥス・マグヌス(ドイツ)が発見したとされることがある | ギリシャ語の arsenikon(雄々しい)、またはペルシャ語の zarnikh(金色)に由来 | 自然界では主に硫化ヒ素鉱石として存在する。石黄、鶏冠石、海産物など | 殺虫剤、木材防腐剤、半導体材料、医薬品など |
34 | Se | セレン | Selenium | Selenium | 1817 | イェンス・ベルセリウス、ヨハン・ゴットリーブ・ガーン (スウェーデン) | ギリシャ語: Selene(セレーネ・月)に由来 | 主に硫化鉱石の副産物として得られるが、セレン銀鉱などの独立した鉱物としても存在 | 太陽電池、ガラス着色、感光材料、医薬品、金属合金など |
35 | Br | 臭素 | Bromine | Bromium | 1826 | アントワーヌ・ジェローム・バラール (フランス) | ギリシャ語: bromos(ブロモス・悪臭)に由来 | 海水や塩湖に豊富に含まれる | 難燃剤、写真感光材、医薬品、農薬、色素、染料、ゴムの硬化剤など |
36 | Kr | クリプトン | Krypton | Krypton | 1898 | ウィリアム・ラムゼー、モーリス・トラバース (イギリス) | ギリシャ語: kryptos(クリプトス・隠された)に由来。なかなか発見されなかったことから | 大気中に微量存在する希ガス | ガスレーザー、白熱電球、蛍光灯、放電管、空気調査用標識など |
37 | Rb | ルビジウム | Rubidium | Rubidium | 1861 | ロバート・ブンゼン、グスタフ・キルヒホッフ (ドイツ) | ラテン語: rubidus(ルビディス・深い赤色)に由来。発光スペクトルの色から | リチア雲母やカンサイトなどの鉱石に微量含まれる | 原子時計、真空管、岩石の年齢測定、研究用途 |
38 | Sr | ストロンチウム | Strontium | Strontium | 1790 | クロフォード (スコットランド) | スコットランドの地名「ストロンチアン」(Strontian) に由来 | ストロンチアン鉱やセレスチンなどの鉱物として産出 | 花火の赤色発色剤、発炎筒、フェライト磁石、セラミックス、黄色顔料、サンゴの成長促進剤、X線造影剤など |
39 | Y | イットリウム | Yttrium | Yttrium | 1794 | ヨハン・ガドリン (フィンランド) | 発見されたスウェーデンのイッテルビー村に由来。スウェーデン語: Ytterby。イッテルビー村にちなむ元素は4つある | 主に希土類元素を含むモナズ石やバストネス石に含まれる | 蛍光体、セラミック、レーザー材料、超伝導体、原子炉材料など |
40 | Zr | ジルコニウム | Zirconium | Zirconium | 1789 | マルティン・ハインリヒ・クラップロート (ドイツ) | ペルシャ語: zargun(金色)に由来 | ジルコンやバデレイ石などの鉱石に豊富に含まれる | 耐熱材料、歯科用材料、原子炉の燃料被覆材、宝石(キュービックジルコニア)、セラミックなど |
41 | Nb | ニオブ | Niobium | Niobium | 1801 | チャールズ・ハチェット (イギリス)(1802年とする研究も)。1844年、ハインリヒ・ローゼ (ドイツ)がニオブとタンタルを区別 | ギリシャ語: Niobe(ニオベ)。ギリシャ神話のゼウスの孫娘の名前 | コルンブ石やニオビウム鉱石として産出 | ステンレス鋼の添加材、超伝導体、ジェットエンジン、化学プロセスの触媒など |
42 | Mo | モリブデン | Molybdenum | Molybdenum | 1778 | カール・ヴィルヘルム・シェーレ (スウェーデン)。友人のイエルムが単体分離した1781年を発見年とすることも | ギリシャ語の molybdos(鉛)に由来するが、鉱物モリブデナイトの混同から命名 | 輝水鉛鉱やモリブデン鉱石として広く存在 | 合金鋼、セラミックヒーター、潤滑剤、電球フィラメント、触媒、化学産業、朱肉など |
43 | Tc | テクネチウム | Technetium | Technetium | 1937 | エミリオ・セグレ、カルロ・ペリエ (イタリア) | ギリシャ語: technetos(人工の)に由来 | 自然界には微量存在するが、主に核反応で人工生成される。人工元素としては初の発見 | 放射線治療、骨イメージング、工業検査用の放射線源など |
44 | Ru | ルテニウム | Ruthenium | Ruthenium | 1844 | カール・クラウス (ロシア) | ラテン語: Ruthenia(ロシアの古いラテン名)に由来 | 白金鉱石に微量含まれる | ハードディスク、万年筆ペン先、電子機器の接点、化学触媒など |
45 | Rh | ロジウム | Rhodium | Rhodium | 1803 | ウィリアム・ハイド・ウォラストン (イギリス) | ギリシャ語: rhodon(バラの赤)に由来。バラ色の塩化ロジウム溶液から発見された | 白金鉱石中に微量含まれる | 排気ガス浄化触媒、自動車産業、電子回路、ジュエリー、化学触媒など |
46 | Pd | パラジウム | Palladium | Palladium | 1803 | ウィリアム・ハイド・ウォラストン (イギリス) | 前年の1802年に発見された小惑星「Pallas(パラス)」から | 白金鉱石中に微量含まれる | 自動車触媒、歯科材料、ジュエリー、電気接点など |
47 | Ag | 銀 | Silver | Argentum | 古代 | 不明 | ラテン語の argentum(明るい・輝く)に由来。英語名の由来はアングロサクソン語の「銀(sioltur)」 | 自然銀、銀鉱石として産出される | ジュエリー、電子機器、写真材料、電池、抗菌用途など |
48 | Cd | カドミウム | Cadmium | Cadmium | 1817 | フリードリヒ・シュトロマイヤー (ドイツ) | 発見された鉱物のギリシャ語名、Kadmeia(カドメイア)にちなむとする説など。語源は、ギリシャ神話のフェニキアの王子カドムス | 亜鉛鉱石の副産物として得られる。閃亜鉛鉱など | ニッケルカドミウム電池、顔料、半導体材料、合金材料、太陽電池など |
49 | In | インジウム | Indium | Indium | 1863 | フェルディナント・ライヒ、ヒエロニムス・テオドール・リヒター (ドイツ) | スペクトルに現れた藍色の線(ラテン語で Indicum)にちなむ | 亜鉛鉱石に微量含まれる | 液晶ディスプレイ、半導体、ソーラーパネル、発光ダイオード、ハンダなど |
50 | Sn | スズ | Tin | Stannum | 古代 | 不明 | ラテン語の stannum(錫)に由来。英語名は叩いた時の音という説がある | カッシテライト(スズ石)として産出 | ハンダ、食品缶のメッキ、青銅の成分、合金材料など |
51 | Sb | アンチモン | Antimony | Stibium | 古代 | 不明 | ギリシャ語の anti(反対)+ monos(単独)説、またはアラビア語の al-ithmid(アイシャドウ用の鉱石)説などがある。元素記号の Sb はラテン語の stibium(輝安鉱)から | 輝安鉱や硫化鉱物として存在 | 耐火材料、バッテリー、半導体、電気接点、合金材料など |
52 | Te | テルル | Tellurium | Tellurium | 1782 | フランツ=ヨゼフ・ミュラー (オーストリア) | ラテン語: tellus(大地、地球)に由来 | 銅鉱石や鉛鉱石と共存することが多く、特に金銀テルル化鉱物であるシルバニア鉱などの形で見られる。しかし、その存在量は自然界では希少 | 太陽電池、DVD、電気機器、ワインセラー、半導体材料など |
53 | I | ヨウ素 | Iodine | Iodum | 1811 | ベルナール・クールトア (フランス) | ギリシャ語: ioeides(すみれ色)に由来。日本語名はドイツ語読みから | 海水や海藻から抽出される | 消毒薬、うがい薬、導電性ポリマー、触媒など。日本はヨウ素の主要産出国の一つ |
54 | Xe | キセノン | Xenon | Xenon | 1898 | ウィリアム・ラムゼー、モリス・トラバース (イギリス) | ギリシャ語: xenos(異質な・よそ者)に由来 | 大気中に約1ppm含まれる希ガス | キセノンランプ、イオン推進装置(主に宇宙探査機向け)、麻酔薬、蛍光灯など |
55 | Cs | セシウム | Cesium | Caesium | 1860 | ロバート・ブンゼン、グスタフ・キルヒホッフ (ドイツ) | 発見された時の光の特徴から、ラテン語の caesius(青い色)をもとに | 鉱石や塩湖の水に含まれる | 原子時計、光電子増倍管、スペクトロスコピー、触媒など |
56 | Ba | バリウム | Barium | Barium | 1808 | ハンフリー・デービー (イギリス)。重晶石の研究は18世紀初頭から進められていた | ギリシャ語: barys(重い)に由来。酸化バリウムの重さにちなむ | 重晶石やバライト鉱として存在 | X線造影剤、花火の緑色発光剤、ガラス、フェライト磁石など |
57 | La | ランタン | Lanthanum | Lanthanum | 1839 | カール・グスタフ・モサンダー (スウェーデン) | ギリシャ語: lanthanein(隠れる)に由来。なかなか見つからなかった | モナズ石やバストネス石に含まれる希土類元素 | 光学ガラス、カメラレンズ、水素吸蔵合金、触媒など |
58 | Ce | セリウム | Cerium | Cerium | 1803 | イェンス・ベルセリウ、ウィルヘルム・ヒージンガー(スウェーデン)、マルティン・ハインリヒ・クラプロート (ドイツ) | 1801年発見の小惑星「Ceres(セレス)」にちなむ | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | 研磨材、ガラス着色剤、自動車排気ガス浄化触媒、蛍光体など |
59 | Pr | プラセオジム | Praseodymium | Praseodymium | 1885 | カール・アウアー・フォン・ヴェルスバッハ (オーストリア) | ギリシャ語: prason(緑のニラ)+ didymos(双子)に由来 | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | ガラス、陶磁器の黄色顔料、光ファイバー増幅器、酸化還元触媒など |
60 | Nd | ネオジム | Neodymium | Neodymium | 1885 | カール・アウアー・フォン・ヴェルスバッハ (オーストリア) | ギリシャ語: neos(新しい)+ didymos(双子)に由来 | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | 超強力磁石(ネオジム磁石)、レーザー光源材料、ガラス着色、風力発電など |
61 | Pm | プロメチウム | Promethium | Promethium | 1947 | マリンスキー、グレンデニン、コライエル (アメリカ)。(1945年に発見され、発表は1947年とする研究も) | ギリシャ神話の神、Prometheus(プロメテウス)に由来 | 自然界ではほとんど存在せず、人工的に生成される | 核電池、光源、放射線源(工業用測定器)など |
62 | Sm | サマリウム | Samarium | Samarium | 1879 | ポール・ルコック・ド・ボアボードラン (フランス) | 鉱物「サマルスキー石(samarskite)」に由来 | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | 強力磁石(サマリウムコバルト磁石)、レーザー材料、原子炉制御材、蛍光体など |
63 | Eu | ユウロピウム | Europium | Europium | 1896 | ウジェーヌ・ドマルセー (フランス)。1901年に単離 | ヨーロッパに由来(ラテン語: Europa) | バストネス石、ゼノタイムなど | 蛍光灯、ブラウン管赤色蛍光体、蓄光塗料、セキュリティインクなど |
64 | Gd | ガドリニウム | Gadolinium | Gadolinium | 1880 | ジャン・シャルル・ガリサール・ド・マリニャク (スイス) | フィンランドの化学者ガドリンに由来。フィンランド語: Johan Gadolin | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | MRI造影剤、原子炉中性子吸収材、磁気冷凍材など |
65 | Tb | テルビウム | Terbium | Terbium | 1843 | カール・グスタフ・モサンダー (スウェーデン) | スウェーデンのイッテルビー村に由来。スウェーデン語: Ytterby。イッテルビー村にちなむ元素は4つある | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | 蛍光体(グリーン蛍光)、ブラウン管式カラーテレビ、磁気冷凍材など |
66 | Dy | ジスプロシウム | Dysprosium | Dysprosium | 1886 | ポール・ルコック・ド・ボアボードラン (フランス) | ギリシャ語: dysprositos(近づき難い、得難い)に由来。分離に非常に苦労した | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | ネオジム磁石の添加剤、原子炉制御材、磁気冷凍材など |
67 | Ho | ホルミウム | Holmium | Holmium | 1879 | ペール・テオドール・クレーベ (スウェーデン) | ストックホルムのラテン語古名、Holmia(ホルミア)に由来。発見者クレーベの生誕地 | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | 医療用レーザー、ガラス着色(淡黄色)、磁気材料など |
68 | Er | エルビウム | Erbium | Erbium | 1843 | カール・グスタフ・モサンダー (スウェーデン) | スウェーデンのイッテルビー村に由来。スウェーデン語: Ytterby。イッテルビー村にちなむ元素は4つある | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | 医療用レーザー、光ファイバー増幅器、ガラス着色(ピンク)など |
69 | Tm | ツリウム | Thulium | Thulium | 1879 | ペール・テオドール・クレーベ (スウェーデン) | 古代地名 Thule(トゥーレ)に由来。ラテン語で『最北の地』を意味し、スカンジナビアを含む北方地域を指していたとされる | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | 光ファイバー、レーザー添加剤、個人用放射線量計など |
70 | Yb | イッテルビウム | Ytterbium | Ytterbium | 1878 | ジャン・シャルル・ガリサール・ド・マリニャク (スイス) | スウェーデンのイッテルビー村に由来。スウェーデン語: Ytterby。イッテルビー村にちなむ元素は4つある | モナズ石、バストネス石、ゼノタイムなど | 医療用レーザー、ガラス着色(黄緑色)、地殻運動の測定など |
71 | Lu | ルテチウム | Lutetium | Lutetium | 1907 | ジョルジュ・ユルバン (フランス)、カール・ウェルスバッハ(オーストリア) | ラテン語: 古代ローマ時代のパリの名称 Lutetia(ルテチア)に由来 | 自然界には希少だが、モナズ石、バストネス石、ゼノタイムに含まれる | 年代測定、PETスキャン用放射性同位元素、触媒など |
72 | Hf | ハフニウム | Hafnium | Hafnium | 1924 | ディルク・コスター (オランダ) 、ジョルジュ・ド・ヘベシー (ハンガリー) | ラテン語: コペンハーゲンの古名、Hafnia(ハフニア)から | ジルコニウム鉱石(ジルコン)に含まれる | 原子炉制御棒、耐熱合金、超高温センサーなど |
73 | Ta | タンタル | Tantalum | Tantalum | 1802 | アンデルス・グスタフ・エーケベリ (スウェーデン) | ギリシャ語: ギリシャ神話の神 Tantalos(タンタロス)から | 鉱石「コルタン」に含まれる | 電解コンデンサー、光学ガラス、耐食合金、人工関節など |
74 | W | タングステン | Tungsten | Wolframium | 1781 | カール・ヴィルヘルム・シェーレ (スウェーデン)。1783年にエルヤル兄弟(スペイン)が単離 | スウェーデン語: tungsten(重い石)。元素記号「W」はドイツ語の「Wolfram(重石)」から | 灰重石、鉄マンガン重石など | 電球フィラメント、放電管電極、切削工具、航空宇宙材料、X線ターゲットなど |
75 | Re | レニウム | Rhenium | Rhenium | 1925 | イドア・タッケ、ヴァルター・ノダック、オットー・ベルグ (ドイツ) | ラテン語: ライン川のラテン名 Rhenus。発見者たちのふるさとを流れる | モリブデン鉱石の副産物として得られる。輝水鉛鉱、硫化銅鉱など | ジェットエンジン、高温ガスタービン、触媒、電子デバイスなど |
76 | Os | オスミウム | Osmium | Osmium | 1803 | スミスン・テナント (イギリス) | ギリシャ語: 「osme」はギリシャ語で「臭い」を意味する | 白金鉱石中に含まれる。自然オスミウム、自然白金など | 万年筆ペン先、電気接点、隕石の年代測定、硬化合金など |
77 | Ir | イリジウム | Iridium | Iridium | 1803 | スミスン・テナント (イギリス) | ラテン語: ギリシャ神話の虹の女神、Iris(イリス)から | 白金鉱石中に含まれる | 電気接点、点火プラグ、国際キログラム原器、耐腐食合金、宇宙探査機部品など |
78 | Pt | 白金 | Platinum | Platinum | 古代 | 不明 - 1746年にアントニオ・デ・ウジョーア(スペイン)が南米大陸から持ち帰り報告したのが初の文献 | スペイン語: 南米で発見された白金をスペイン人が Platina(小さな銀)と呼んだ | 白金鉱石中や河川堆積物に含まれる。自然白金など | 宝飾品、触媒(自動車、燃料電池)、抗がん剤、医療用器具、工業触媒など |
79 | Au | 金 | Gold | Aurum | 古代 | 不明 | ラテン語: 元素記号「Au」は、ラテン語の「aurum(太陽の光)に由来。英語名「Gold」は、インド=ヨーロッパ語で「輝く」の意味の「ghel」語源 | 自然界に固体として存在。自然金、砂金など | 宝飾品、金貨、電子部品、医療用、歯科材料、宇宙探査機など |
80 | Hg | 水銀 | Mercury | Hydrargyrum | 古代 | 不明 | 元素記号の Hg は、ギリシャ語由来のラテン語 hydrargyrum(水のような銀)を意味する。英語名はローマ神話の神、Mercurius(メルクリウス)から | 自然界では主に辰砂(シンナバー)として存在 | 温度計、体温計、気圧計、水銀灯、水銀電池、触媒など |
81 | Tl | タリウム | Thallium | Thallium | 1861 | ウィリアム・クルックス (イギリス)。ジャン・レオン・ラミー(フランス)も独立に発見 | ギリシャ語: 光のスペクトルの緑の輝きから、ギリシャ語の *thallos*(新緑の小枝)に由来 | 鉱石中の微量元素として存在。硫化鉱物(黄鉄鉱)など | 温度計、放射性同位元素の検出、腫瘍診断薬、光学ガラスなど |
82 | Pb | 鉛 | Lead | Plumbum | 古代 | 不明 | 元素記号の Pb は、ラテン語 plumbum(鉛)に由来。英語名の lead はアングロサクソン語の lead(鉛)。日本語の鉛の語源は、軟らかい性質に由来 | 自然界では主に方鉛鉱(ガレナ)として存在。方鉛鉱など | バッテリー、放射線シールド材、ガラス、絵の具、弾薬、ハンダなど |
83 | Bi | ビスマス | Bismuth | Bisemutum | 1753 | クロード・ジョフロワ (フランス)が、鉛、スズなどと混同されていたものを単体であることを証明。1500年以前に、すでに活字金として用いられていた | アラビア語の「Wissmaja(すぐに溶ける金属)」がドイツ語で「Wismut」となり、さらにラテン語の「Bisemutum」に派生したとされる。諸説あり | 自然界では主にビスマス鉱として存在。輝蒼鉛鉱、自然蒼鉛など | 鉛フリーはんだ、医薬品、化粧品、合金材料、ニホニウム研究(超重元素の研究における原料)など |
84 | Po | ポロニウム | Polonium | Polonium | 1898 | マリー・キュリー (フランス) | 発見者キュリー夫人の祖国、Poland(ポーランド)にちなむ | ウラン鉱石中に微量に存在 | アルファ線源、原子力電池、静電気除去装置など |
85 | At | アスタチン | Astatine | Astatium | 1940 | デール・コーソン、ケネス・マッケンジー、R. マック (アメリカ) | ギリシャ語:「不安定」を意味する「astatos」に由来 | 非常に稀で自然界にはほとんど存在しない。人工放射性元素 | 射線治療、がん治療研究用など |
86 | Rn | ラドン | Radon | Radon | 1900 | フリードリッヒ・エルンスト・ドーン (ドイツ) | ラテン語 :もとの元素の「Radium(ラジウム)」に由来 | ラジウムの崩壊による生成物として、地中や地下水中に存在 | 地下水探査、温泉成分として利用など(過去には放射線治療にも使用された) |
87 | Fr | フランシウム | Francium | Francium | 1939 | マルグリット・ペレイ (フランス) | 発見者の祖国、France (フランス) に由来 | ウラン鉱石中に微量に存在し、自然界では非常に希少 | 主に基礎研究に利用されるが、非常に短い半減期(約22分)のため商業的用途はほとんどない |
88 | Ra | ラジウム | Radium | Radium | 1898 | マリー・キュリー、ピエール・キュリー夫妻 (フランス) | ラテン語: 放射線を意味する「radius」に由来 | ウラン鉱石中に微量に含まれる | 昔は放射線治療や夜光塗料に使われたが、現在はその毒性のためほとんど利用されていない。主に研究用 |
89 | Ac | アクチニウム | Actinium | Actinium | 1899 | アンドレ=ルイ・ドビエルヌ (フランス)。発見年は1899-1902年など複数年にまたがって議論されている | ギリシャ語: 放射線、光線を意味する「aktis」に由来 | ウラン鉱石中に微量に存在 | 主に研究用。放射性同位体として医療分野の治療にも利用されることがある |
90 | Th | トリウム | Thorium | Thorium | 1828 | イェンス・ヤコブ・ベルセリウス (スウェーデン) | トール石から発見され、石の名前の由来の北欧神話の雷神「Thor(トール)」にちなむ | 鉱石「モナズ石」に豊富に含まれる。他にトール石などにも存在 | 原子炉の燃料、特殊な合金やフィラメント、ガスマントルなどで利用される |
91 | Pa | プロトアクチニウム | Protactinium | Protactinium | 1913 | オットー・ハーン (ドイツ)、リーゼ・マイトナー (オーストリア) | ギリシャ語: protos(前)+ actinium(アクチニウム) | ウラン鉱石中に微量に存在 | 主に研究用。利用用途は少ない |
92 | U | ウラン | Uranium | Uranium | 1789 | マルティン・ハインリッヒ・クラップロート (ドイツ) | ラテン語: 1781年に発見された惑星、Uranus(天王星)に由来 | ウラン鉱石、海水、大気中に存在 | 原子力発電、核兵器、放射線治療、ガラスやセラミックスの着色剤など |
93 | Np | ネプツニウム | Neptunium | Neptunium | 1940 | エドウィン・マクミラン、フィリップ・アベルソン (アメリカ) | ラテン語: Neptune(海王星)に由来。ウランに続く元素として、ウランにちなむ天王星(Uranus)のさらに外側にある海王星(Neptune)に由来 | ウラン鉱石中に微量に存在するが、主に人工的に生成される | 原子力電池、研究用。核廃棄物管理の研究対象 |
94 | Pu | プルトニウム | Plutonium | Plutonium | 1940 | グレン・シーボーグ、エドウィン・マクミラン、ジョセフ・W・ケネディ、アーサー・ウォール (アメリカ) | ラテン語: Pluto(冥王星)に由来。ネプツニウムの次の元素であることから、海王星のさらに外側にある冥王星(Pluto)に由来 | ウラン鉱をもとに人工的に生成される | 核燃料、核兵器、宇宙探査用の原子力電池、放射線治療。プルトニウムとウランを混ぜた核燃料再利用法として「プルサーマル」が知られる |
95 | Am | アメリシウム | Americium | Americium | 1945 | グレン・シーボーグ、レオン・モルガン、ラルフ・ジェームズ、アルバート・ギオルソ | 周期表でユウロピウムの真下に位置することから、ヨーロッパに対応してアメリカ大陸(America)から | 原子炉内でプルトニウムを元に人工的に生成される | 煙探知機、研究用。放射線源としても利用される |
96 | Cm | キュリウム | Curium | Curium | 1944 | グレン・シーボーグ、ラルフ・ジェームズ、アルバート・ギオルソ (アメリカ)ら | 放射能の研究で知られるマリ・キュリー、ピエール・キュリー夫妻にちなむ | プルトニウムをもとに人工的に生成される | 主に研究用だが、宇宙探査用の電源にも利用される |
97 | Bk | バークリウム | Berkelium | Berkelium | 1949 | スタンリー・G・トンプソン、アルバート・ギオルソ、グレン・シーボーグ (アメリカ)ら | アメリカカリフォルニア大学バークレー校がある Berkeley(バークレー)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
98 | Cf | カリフォルニウム | Californium | Californium | 1950 | スタンリー・G・トンプソン、アルバート・ギオルソ、グレン・シーボーグ (アメリカ)ら | アメリカカリフォルニア大学バークレー校がある California(カリフォルニア州)から | 人工的に生成される | 中性子源として利用され、特に鉱石探査や治療の研究に使用される |
99 | Es | アインスタイニウム | Einsteinium | Einsteinium | 1952 | アルバート・ギオルソ、スタンリー・G・トンプソン、グレン・シーボーグ、ロバート・A・ショパン、レオナード・ハーベイ (アメリカ)ら | ドイツ出身の物理学者、Einstein(アインシュタイン)から | 人工的に生成される | 主に研究用。利用は限定的 |
100 | Fm | フェルミウム | Fermium | Fermium | 1952 | アルバート・ギオルソ、スタンリー・G・トンプソン、グレン・シーボーグ、ロバート・A・ショパン、トーマス・ケイリー、K. ストリート (アメリカ)ら | 始めて原子の人工転換に成功したイタリアの物理学者、Fermi(エンリコ・フェルミ)にちなんで | 人工的に生成される | 主に研究用。極めて希少なため商業的用途はほとんどない |
101 | Md | メンデレビウム | Mendelevium | Mendelevium | 1955 | アルバート・ギオルソ、スタンリー・G・トンプソン、グレン・シーボーグ、ロバート・A・ショパン、レオナード・ハーベイ (アメリカ)ら | 周期表を作ったロシアの化学者、Mendeleev(ドミトリ・メンデレーエフ)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
102 | No | ノーベリウム | Nobelium | Nobelium | 1958 | アルバート・ギオルソ、グレン・シーボーグ (アメリカ)ら | スウェーデンの化学者、Nobel(アルフレッド・ノーベル)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
103 | Lr | ローレンシウム | Lawrencium | Lawrencium | 1961 | アルバート・ギオルソ (アメリカ)ら | アメリカの物理学者で加速器サイクロトロンの発明者、Lawrence(アーネスト・ローレンス)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
104 | Rf | ラザホージウム | Rutherfordium | Rutherfordium | 1964 | ゲオルギー・フリョロフ(ロシア)らの研究チームが検出を報告。1969年アルバート・ギオルソ(アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校)らの研究チームが独立して合成し、確認 | 原子核を発見し、「原子物理学の父」と呼ばれるイギリスの物理学者、Rutherford(アーネスト・ラザフォード)にちなむ | 人工的に生成される | 主に研究用 |
105 | Db | ドブニウム | Dubnium | Dubnium | 1970 | ゲオルギー・フリョロフ(ロシア)ら、アルバート・ギオルソ(アメリカ)ら。フリョロフらのドゥブナ(Dubna)研究所が発見を主張した1968年を発見年とすることも | 発見されたロシアの町、Dubna(ドブナ)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
106 | Sg | シーボーギウム | Seaborgium | Seaborgium | 1974 | アルバート・ギオルソ (アメリカ)ら | アメリカの化学者、Seaborg(グレン・シーボーグ)から。グレン・シーボーグは、存命中に元素名に冠された最初の人物 | 人工的に生成される | 主に研究用 |
107 | Bh | ボーリウム | Bohrium | Bohrium | 1981 | ペーター・アルムブルスター、ゴットフリート・ミュンツェンベルク (ドイツ)ら | デンマークの理論物理学者、Bohr(ニールス・ボーア)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
108 | Hs | ハッシウム | Hassium | Hassium | 1984 | ペーター・アルムブルスター、ゴットフリート・ミュンツェンベルク (ドイツ)ら | 研究所のあるドイツ・ヘッセン州のラテン語名、Hassia(ハッシア)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
109 | Mt | マイトネリウム | Meitnerium | Meitnerium | 1982 | ペーター・アルムブルスター、ゴットフリート・ミュンツェンベルク (ドイツ)ら | ウランの核分裂反応を始めて証明したオーストリアの女性物理学者、Lise Meitner(リーゼ・マイトナー)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
110 | Ds | ダームスタチウム | Darmstadtium | Darmstadtium | 1994 | ペーター・アルムブルスター、シグルド・ホフマン (ドイツ)ら | 研究所のあるドイツの Darmstadt(ダルムシュタット)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
111 | Rg | レントゲニウム | Roentgenium | Roentgenium | 1994 | ペーター・アルムブルスター、シグルド・ホフマン (ドイツ)ら | ドイツの物理学者、Röntgen(ヴィルヘルム・レントゲン)から。レントゲンの、X線発見第1回ノーベル賞受賞から約100年目であることを記念 | ビスマスとニッケルをもとに人工的に生成される | 主に研究用 |
112 | Cn | コペルニシウム | Copernicium | Copernicium | 1996 | ペーター・アルムブルスター、シグルド・ホフマン (ドイツ)ら | 地動説を唱えたポーランド出身の天文学者、ニコラウス・コペルニクス(Copernicus)にちなんで命名 | 鉛と亜鉛をもとに人工的に生成される | 主に研究用 |
113 | Nh | ニホニウム | Nihonium | Nihonium | 2004 | 森田浩介 (日本)ら理化学研究所の研究チーム | Nihon(日本)の国名に「ium」を付けた。2015年に新元素であると認められ、2016年11月に元素名が「nihonium(ニホニウム)」、元素記号が「Nh」に決まった。欧米以外の国での初の新しい元素の発見 | 人工的に生成される | 主に研究用 |
114 | Fl | フレロビウム | Flerovium | Flerovium | 1998 | ユーリイ・オガネシアン(ロシア)らと、ローレンス・リバモア国立研究所(アメリカ) | 最初に生成したロシアの研究所にちなみ、設立者の名前であるフレロフ(Flerov)に由来 | プルトニウムとカルシウムをもとに人工的に生成される | 主に研究用 |
115 | Mc | モスコビウム | Moscovium | Moscovium | 2003 | ユーリイ・オガネシアン(ロシア)らと、ローレンス・リバモア国立研究所(アメリカ) | ロシアの合同原子核研究のある、Moscow Oblast (モスクワ州)の名前から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
116 | Lv | リバモリウム | Livermorium | Livermorium | 2000 | ユーリイ・オガネシアン(ロシア)らの研究チームによって初めて発見が報告され、2004年にアメリカの研究チームとの共同研究により発見を確認 | 研究所のあるアメリカ・カリフォルニア州の、Livermore(リバモア)から | 人工的に生成される | 主に研究用 |
117 | Ts | テネシン | Tennessine | Tennessine | 2010 | ユーリイ・オガネシアン(ロシア)らと、アメリカの研究チーム | 研究所のあるアメリカ・テネシー州(Tennessee)から | 人工的に生成されるが、非常に短い半減期で存在が確認されるのみ | 主に研究用 |
118 | Og | オガネソン | Oganesson | Oganesson | 2002 | ユーリイ・オガネシアン(ロシア)らと、ローレンス・リバモア国立研究所(アメリカ) | 新しい元素の研究をするロシアの科学者、ユーリイ・オガネシアン(英:Yuri Tsolakovich Oganessian)にちなむ | 人工的に生成される | 主に研究用 |
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