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「重ねの色目」とは…
平安時代に衣の表裏や,衣2枚以上重ねた際の色の配合をいう。男女の装束や料紙を何枚か重ねることによって季節感と色構成の美しさを表現する。名称も四季の草花樹葉にちなんでつけられた。
国史大辞典 は、1908年〈明治41年〉に吉川弘文館から刊行された日本で最初の本格的な日本史辞典。編者は、八代国治・早川純三郎・井野辺茂雄。- こうした辞典は日本で最初であったために、当時としては画期的であり、版を重ねた。このため、1925年〈大正14年〉に大増訂版が刊行され、昭和に入ると小型の6冊からなる分冊版が出されるなど、当時の日本においては事実上唯一のものであった。(Wikipedia )
- ここでは、国立国会図書館が所蔵する、1927年〈昭和2年〉版の中から「
重色目 之図」とされる色見本について見てみる。 - 「重色目」は、「襲色目」とも書かれ、この国史大辞典でも色を示したページでは「重色目」となっているが、目次のページでは「襲色目」となっている。また、読み方は「かさねのいろめ」ともされる。
*昭和2年の印刷物を基に、明るさなどの補正をしているため実際の色名と色調が違う場合があります。
[国立国会図書館蔵]
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