『江戸 いろはガルタ』 |
『江戸 いろはガルタ』です。
「犬も歩けば…」で始まる、いわゆる「江戸いろは」です。
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* 漢字交じりの表記と、現代仮名遣いでの読み方を付加しました。
い
犬も歩けば棒に当たる
いぬもあるけばぼうにあたる
ろ
論より証拠
ろんよりしょうこ
は
花より団子
はなよりだんご
に
憎まれ子世にはばかる
にくまれこよにはばかる
ほ
骨折り損の草臥れ儲け
ほねおりぞんのくたびれもうけ
へ
屁をひって尻すぼめる
へをひってしりすぼめる
と
年寄りの冷水
としよりのひやみず
ち
塵積もって山となる
ちりつもってやまとなる
り
律義者の子沢山
りちぎもののこだくさん
ぬ
盗人の昼寝
ぬすびとのひるね
る
瑠璃も玻璃も照らせば光る
るりもはりもてらせばひかる
を
老いては子に従う
おいてはこにしたがう
わ
破鍋に綴蓋
われなべにとじぶた
か
(intentionally left blank)
よ
葭の髄から天井(天上)を見る
よしのずいからてんじょうをみる
た
旅は道連れ
たびはみちずれ
れ
良薬は口に苦し
りょうやくはくちににがし
そ
総領の甚六
そうりょうのじんろく
つ
月夜に釜を抜かれた
つきよにかまをぬかれた
ね
- 念には念をつがえ
ねんにはねんをつがえ
な
泣く面を蜂が刺す
なくつらをはちがさす
ら
楽あれば苦あり
らくあればくあり
む
無理が通れば道理引っ込む
むりがとおればどうりがひっこむ
う
嘘から出たまこと
うそからでたまこと
ゐ
芋の煮えたもご存じなく
いものにえたもごぞんじなく
の
咽もと過ぐれば熱さ忘るる
のどもとすぐればあつさわするる
お
鬼に金棒
おににかなぼう
く
臭いものに蓋
くさいものにふた
や
安物銭失い
やすものぜにうしない
ま
負けるは勝つ
まけるはかつ
け
芸は身を助ける
げいはみをたすける
ふ
文を遣るにも書く手は持たぬ
ふみをやるにもかくてはもたぬ
こ
子は三界の首枷
こはさんがいのくびっかせ
え
得手に帆を上げる
えてにほをあげる
て
亭主の好きな赤烏帽子
ていしゅのすきなあかえぼし
あ
頭隠して尻隠さず
あたまかくしてしりかくさず
さ
三遍回って煙草にしょ
さんべんまわってたばこにしょ
き
聞いて極楽見て地獄
きいてごくらくみてじごく
ゆ
油断大敵
ゆだんたいてき
め
目の上の瘤
めのうえのこぶ
み
身から出た錆
みからでたさび
し
知らぬが仏
しらぬがほとけ
ゑ
縁は異なもの
えんはいなもの
ひ
貧乏暇なし
びんぼうひまなし
も
門前の小僧は習わぬ経を読む
もんぜんんのこぞうはならわぬきょうをよむ
せ
背に腹はかえられぬ
せにはらはかえられぬ
す
粋は身を食う
すいはみをくう
京
京の夢大阪の夢
きょうのゆめおおさかのゆめ