「新選いろはかるた」 |
「新選いろはかるた」
羽仁 もと子(はに もとこ)
![]() 羽仁 もと子 |
*「新選いろはかるた」は、昭和2年・1927年発刊の「羽仁もと子著作集第十二巻 子供読本」に収載されています。
* この「新選いろはかるた」は、大正3年・1914年から大正9年・1920年にかけての作品との記述があります。
* 挿絵は、石井鶴三、岡本一平、河野通勢、太田三郎、桑重儀一、山崎省三、木村荘八が描いています。
* 挿絵を表示していない部分は、著作権存続、もしくは作家調査中のためです。
い
今は世界の日本国
いまはせかいのにほんこく

ろ
ローマは一日では出来ない
ろーまはいちにちではできない

は
走るよりは歩め
はしるよりはあゆめ
に
二兎おうものは一兎をえず
にとおうものはいっとをえず
ほ
蛍のひかり窓のゆき
ほたるのひかりまどのゆき

へ
下手も上手のうち
へたもじょうずのうち

と
虎につばさ
とらにつばさ

ち
力は出るもの出せるもの
ちからはでるものだせるもの

り
臨機応変
りんきおうへん

ぬ
抜かぬ太刀の功名
ぬかぬたちのこうみょう
る
類は友をよぶ
るいはともをよぶ
を
お(を)かめ八目
おかめはちもく

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わ
笑う角には福きたる
わらうかどにはふくきたる
か
かわいい子には旅をさせ
かわいいこにはたびをさせ

よ
欲のくまたか蚤とりまなこ
よくのくまかたのみとりまなこ

た
宝の山はどこにある
たからのやまはどこにある
れ
歴史はくりかえす
れきしはくりかえす
そ
損をしてとくをとる
そんをしてとくをとる

つ
月はまんまる
つきはまんまる
ね
寝ていてころんだためしはない
ねていてころんだためしはない

な
なまけものの節句ばたらき
なまけもののせっくばたらき
ら
労(らう)するものにむくいあり
ろうするものにむくいあり

む
むりむり大将ばか大将
むりむりたいしょうばかたいしょう
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う
打てばひびく
うてばひびく

ゐ
井(ゐど)の中のかわず
いどのなかのかわず

の
野こえ山こえ里をこえ
のこえやまこえさとをこえ
お
鬼の目にもなみだ
おにのめにもなみだ
く
愚公山をうつす
ぐこうやまをうつす
や
やけのやん八
やけのやんぱち

ま
まかない種子がいつ生える
まかないたねがいつはえる

け
げらげら笑いのどん腹たて
げらげらわらいのどんばらたて

ふ
豚に真珠
ぶたにしんじゅ

こ
ころんだらおきよ
ころんだらおきよ
え
得手八人力
えてはちにんりき

て
敵をも愛せ
てきをもあいせ

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あ
朝起万円
あさおきまんえん

さ
塞翁の馬
さいおうのうま

き
きまりわるさはちょっとの間
きまりわるさはちょっとのま

ゆ
ゆだん大敵
ゆだんたいてき
め
めんどうしんぼう
めんどうしんぼう

み
三つ子の魂百まで
みつごのたましいひゃくまで

し
四海兄弟
しかいけいてい
ゑ
え(ゑ)んりょは無用
えんりょはむよう
ひ
ひろきを心
ひろきをこころ
も
求むるものには与えらる
もとむるものにはあたえらる
せ
先生はどこにでも
せんせいはどこにでも

す
すきな友だちきらいな友だち
すきなともだちきらいなともだち

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