作 家
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作 品
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海野十三 |
【宇宙戦隊】 また一号艇長の望月大尉と、二号艇長の山岸中尉との間に打合せが行われ、両艇は、なるべく編隊で飛ぶこととし、もし何か大危難(だいきなん)に遭遇したときは、一艇はかならず急いで地上へ戻ることとし、両艇とも散華(さんげ)するようなことはせぬ、そしてその場合、山岸艇が地上へ戻り、望月艇は奮戦を続けることにもきめられた。 |
海野十三 |
【怪星ガン】 「たいへんです。ギンネコ号がわれらの艇団からはなれてゆきます」 まずはじめに、テレビジョンでそれを見つけた。すぐさまレーダーでも探知してみると、なるほどギンネコ号は、さっきまでこっちの九艇の中心あたりにいたのに、いまはどんどん前進してそこからはなれていく。 |