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行住坐臥
ぎょうじゅうざが
作家
作品

夏目漱石

【野分】

解脱げだつ拘泥こうでい……憂世子ゆうせいし」と云うのがある。標題が面白いのでちょっと目を通す。
身体からだの局部がどこぞ悪いと気にかかる。何をしていても、それがコダワって来る。ところが非常に健康な人は行住坐臥ぎょうじゅうざがともにわが身体の存在を忘れている。

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芥川龍之介

【開化の良人】

それがはたで見ていても、余り歯痒はがゆい気がするので、時には私も横合いから、『それは何でも君のように、隅から隅まで自分の心もちを点検してかかると云う事になると、行住坐臥ぎょうじゅうざがさえ容易には出来はしない。

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高村光太郎

【智恵子抄】

我等はすべき事を為し
進むべき道を進み
自然のおきてを尊んで
行住坐臥我等の思ふ所と自然の定律と相もとらない境地に到らなければならない

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倉田百三

【学生と先哲 ――予言僧日蓮――】

この配流は日蓮の信仰を内面的に強靭にした。彼はあわただしい法戦の間に、昼夜唱題し得る閑暇を得たことを喜び、行住坐臥に法華経をよみ行ずること、人生の至悦であると帰依者天津ノ城主工藤吉隆に書いている。

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種田山頭火

【一草庵日記】

私は昼も夜もしよつちゆう俳句を考へてゐる、夢中句作することもある、俳人といふ以上は行住坐臥一切が俳句であるほど徹底した方がよいと思ふ。

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阿部次郎

【三太郎の日記 第三】

我等が師に就いて學ぶことを要する第一義諦は、行住坐臥に師の言葉を讀誦することではなくて、何よりも先づ、師と同一の勇氣を以つて人生に衝當ることでなければならない。

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林不忘

【丹下左膳 日光の巻】

 忠相の眼は、いつも義眼のように無表情なのだ。何事があっても、けっして感情をあらわさない眼……そうであろう、この人間の港、大江戸の水先案内ともいうべき奉行職を勤めることは、かれ忠相、人間として修行することであった。行住坐臥ぎょうじゅうざが、すべてこれ道場である。そう自らを練ってきているうちに、かれの眼は、びいどろ細工のように、外の物は映しても、内のものは現わさなくなった。

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中里介山

【大菩薩峠 弁信の巻】

「ははあ、それは至極好記念でございますが、また一方から申しますと、宗舟画伯きわめてお人が悪い、さだめて我々が行住坐臥ぎょうじゅうざがのだらしのないところを、いちいち実写にとどめて、後世にまで抜き差しのならないことにたくんでお置きなさる、我々はいつのまにか宗舟画伯に生捕られて、画伯の名を成すために、後世に恥をのこさねばならぬ」

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Last updated : 2022/11/23