ご利用について
参考書
四字熟語  を     表示  件
このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
機会均等
きかいきんとう
作家
作品

菊池寛

【真珠夫人】

「奥さん、いけませんね。貴女は、皆に機会均等だと云ひながら、青木君兄弟にばかり、いやに好意を持ち過ぎますね。」

青空文庫で読む  

岡本かの子

【百喩経】

 主人の一人は洗濯物を女に出す。すると他の四人の主人も洗濯物を出す。機会均等。利権等分。彼等には独身もののサラリーマンらしい可憐な経済観念があった。

青空文庫で読む  

岸田國士

【日本人とは? ――宛名のない手紙――】

社会は文字通り「成り上り者」の支配に帰した。自由競争、機会均等の美名が、最も権勢に憧れるものを権力ある地位につかせ、職責と称する役得の味を彼等に占めさせたのである。

青空文庫で読む  

戸坂潤

【社会時評】

 国際競争に限らず、勝負は機会均等でなければならぬ。二回戦で二対〇の勝利率のものでも三回戦では三対〇とも二対一ともなることが出来るのだから、三対〇をも二対一をも二対〇だと云って片づけて了うのは不合理である。

青空文庫で読む  

宮本百合子

【赤い貨車】

「自分でおかしくなってしまいますわ、二つの外国語を知っていて、中学校を金牌で出た女がこんな仕事しかないなんて……」
 それは食卓でのことで、思わず彼女の顔を見なおした数人の年とった女には目をかけず、その時もやっぱり彼女は野菊の白い花越しに技師ばっかりを見つめ、いらだたしげに笑った。
「ねえ、こういうのがロシア語では機会均等と云うのでしょうか?」
 アンナ・リヴォーヴナその他の女たちは、黙って払い下げ品ロマノフ家紋章入りの皿から氷菓と一緒にこまこました思いを飲み下した。

青空文庫で読む  

 
  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

おすすめサイト・関連サイト…

Last updated : 2022/11/23