【みんなの知識ちょっと便利帳】『絵本以呂波歌・教訓いろは歌』「ふ」- 天明8年・1788年刊画：鈴木春信 - いろは歌

いろは歌・いろはガルタ・いろは双六『目次』

絵本以呂波歌・教訓いろは歌『目次』

『絵本以呂波歌』
『ふ』

『絵本以呂波歌』（えほんいろはうた）』中巻表紙（国立国会図書館所蔵）

『絵本以呂波歌』画：鈴木春信

並列タイトル：「教訓いろは歌」

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『絵本以呂波歌（えほんいろはうた）』天明8年・1788年刊（国立国会図書館所蔵）
絵は、江戸中期の浮世絵師・鈴木春信（享保10年・1725年〜明和7年・1770年）
出版者：河内屋八兵衛[ほか1名]　出版地：大坂

＊現代仮名遣いでの読み方を付加しました。ルビも出来るだけ付けるようにしましたが、全てには付けきれていません。画像でご確認ください。

ふ

不器量でふそく成とも夫婦あひふそくにみへぬ振舞ぞよき

それ夫婦の道は人間一大事の道たる事をわきまへず、眉目かたちの美をのみ撰て、人心の善悪をえらばざるは愚の甚敷也。しかのみならず金銀衣装手道具等の持策を望、むりふる人あり。婦を娶は後代まで子孫を残し継せんが為ならずや。しかるに無用の有りを望、貪る心はいかんぞや。

ぶきりょうでふそくなりともふうふあいふそくにみえぬふるまいぞよき

それ夫婦の道は人間一大事の道たる事をわきまえず、眉目かたちの美をのみ撰て、人心の善悪をえらばざるは愚の甚敷也。しかのみならず金銀衣装手道具等の持策を望、むりふる人あり。婦を娶は後代まで子孫を残し継せんが為ならずや。しかるに無用の有りを望、貪る心はいかんぞや。

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Last updated : 2022/11/23