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『琉球八景』「目次」
- これは、葛飾北斎
(宝暦10年9月23日〈1760年10月31日〉? - 嘉永2年4月18日〈1849年5月10日〉)の『琉球八景』で、制作されたのは天保3年・1832年頃とされます。
- 琉球の景勝地を描いたものですが、 北斎は実際に琉球を訪れた訳ではなく、宝暦6年・1756年に来琉した中国の
冊封使・周煌が著した琉球の見聞録『琉球国志略』の挿絵「球陽八景」を元に描き、想像で着色したものと言われています。描かれているのは実在した場所ですが、元絵にはない舟や人物も描き加えられており、琉球にはない雪や富士山のような山が描かれたものもあります。
- 『琉球国志略』は、1757年に周煌が皇帝に献上した報告書で、天保2年・1831年に徳川幕府によって和刻本の6冊本として刊行され、北斎はその翌年にこれを参考にして『琉球八景』を描いたことになります。
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琉球大学附属所蔵図書館所蔵の『琉球国志略』(32から39ページ目)
- このページの原画は、メトロポリタン美術館が所蔵し公開しているものです。
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『琉球八景』
= 葛飾北斎 =
《 筍崖夕照 》 |
Last updated : 2024/06/29