『宝船桂帆柱』に見る、
『江戸時代の職業・職人・商人』 |
「江戸時代の職業」目次へ 「宝船桂帆柱」目次へ
|
『呉服店・両替屋』
*絵にマウスを乗せると、部分的に拡大します。
【呉服店〔志満屋〕〔大吉利市〕】
呉服やは 夜の間にみせを 明烏 はや かを/\と 人の寄来る
〽 へゝ 入らせられませ ハイ/\ ちりめんに よいしまやも
〽 ハイ/\ ござります
【両替屋】
正直を金性とすれば 両替の 栄ゆる運は 天秤のをと
〽 大ばんとうに 小ばんとう にぶいかほして 一ぶでも 天秤にかける事なし 小玉 お茶をくめ
「宝船桂帆柱」は、江戸時代後期の文政10年(1827年)
に、戯作者、 十返舎一九の作、浮世絵師、 歌川広重の画で出版された「 職人尽」です。
「職人尽」とは、様々な職人の名を上げて歌や絵などで紹介するもので、絵画を中心としたものは「
職人尽絵」とも呼ばれます。「宝船桂帆柱」には、38の職業や、職人の姿、商人の姿などが描かれています。
ここでの画像は、国立国会図書館所蔵によります。
なお、このサイト内の「宝船桂帆柱」のページに掲載した画像は、独自に色調補正を行っており、国立国会図書館所蔵による元の画像は全体のページを通して右の絵のような色合いです。
|
Last updated : 2024/07/14