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見聞諸家紋けんもんしょかもん東山殿御紋帳ひがしやまどのごもんちょう
[画像スライド版]

見聞諸家紋けんもんしょかもん東山殿御紋帳ひがしやまどのごもんちょう
(国立国会図書館所蔵)

  • 「見聞諸家紋」けんもんしょかもんは、「東山殿御紋帳」ひがしやまどのごもんちょう とも呼ばれる家紋集で、日本最古(丹羽基二著「家紋大図鑑」より)の紋帳とされ、261 の図形(家紋としては重複あり)とともに、使用する武家名などが採録されています。
  • 東山殿とは室町幕府第8代将軍足利義政のことで、「見聞諸家紋」の成立は、応仁末年・1467年から文明2年・1470年までの間と推定されます。( Wikipedia  
  • ここで参考にした版は国立国会図書館が所蔵するもので、後書きに「文化六年・1809年 9月下旬 光教写」との表記が見られます。
  • 文献内には「永正七年・1510年 於立雪齋 書了」との文字が見られ、元々の所有者もしくは研究者の手によって「天文八年・1539年 佐々木秀勝」という文字も書き加えられています。また、「東山殿時代諸家之紋帳也」との説明も書き加えられています。
  • この版の図書館への納本は、江戸末期から明治前期の国学者、榊原芳野とされます。
  • ここでは、「見聞諸家紋」の53枚の画像が連続して表示されます。
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    巴紋の形の、「右三つ巴」「左三つ巴」など、どちら向きを右もしくは左とするかの呼称の問題は、研究家の間でも論点となっている所のようです。 当サイトでは、細くなって行く方向を示すという考え方に立ち、例えば「右三つ巴」は、下の図のように細い方が右を向き、太い方が左を向いている形を表しています。
         右三つ巴
    これは、日本最古(1470年頃の成立)の紋帳とされる『見聞諸家紋けんもんしょかもん 』にも見られるもので、見聞諸家紋には左巴、右巴との表記があります。
  • 家紋の形の細部や、名称、読み方、分類などは紋帳によって違いがある場合があります。また、読み方では、例えば「 - きり」とするか「 - ぎり」とするか、「 - くるま」とするか「 - ぐるま」とするか、「 - ともえ」とするか「 - どもえ」とするかなど、清音にするか濁音にするかの違いも紋帳によって様々であり、当サイトでも混じっている場合があります。
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Last updated : 2024/06/28