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哀訴嘆願
あいそたんがん 実現が難しい事柄を、同情をひくように強く嘆き訴えること。
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作家
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作品
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太宰治 |
【虚構の春】
噂に |
中里介山 |
【大菩薩峠 みちりやの巻】
よし、言葉がわからずとも、憎いやつであろうとも、体格が貧弱で、打つに打ち
駒井甚三郎さえも、もうそのくらいで許してやれ、と言いたくなるほど打ちのめしているうちに、どうしたものか、今まで哀訴嘆願の声だったウスノロの声が、にわかに変じて、怒号叫喚の声と変りました。 それと同時に、必死の力を極めてはね起きようとするから、田山白雲がまた |
甲賀三郎 |
【支倉事件】
この上願書を読んで感ずる事は支倉の冤罪の訴え方が如何にも弱々しい事で、判官の心中に鳥渡した疑惑が生じたのを機会に、 |
谷譲次 |
【踊る地平線 テムズに聴く】
が、四、五日たった或る日、朝から外出して帰ってみると、こんどはほかのだったが、やはり私の靴の片っぽに私たちは靴いっぱいの水を発見しなければならなかった。しかし、その時も、私たちの怒りは、おかみさんの不得要領な哀訴嘆願で |
黒岩涙香 |
【幽霊塔】
お浦の鋭い目は直ぐに異様な手袋に目が附き、開き掛けた叔父の目も此の手袋に注いだ様子だ、けれど怪美人は再び左の手を使わず、右の手に取った叔父の手を、無言の儘お浦に渡し、一礼して立ち去り掛ける、叔父は全く我に復り一方ならず残り惜げに「イヤお立ち去りには及びません、何うぞ、何うぞ、お約束通り食事の終るまで」と叫んだ、其の声は宛で哀訴嘆願の様に聞こえた。
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