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烏帽子親
えぼしおや 武家で男子が元服するときに、烏帽子をかぶせてやり烏帽子名をつける仮の親。元服親とも。
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作家
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作品
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折口信夫 |
【ほうとする話 祭りの発生 その一】
夏にも鎮魂の式は忘れられていなかった。飛鳥朝宮廷にも既に行うた記録のある元旦拝賀の儀の中の、諸氏の奏寿は、鎮魂祭の分裂したものであり、室町あたりから書き物に見える七夕の翌日から盆の前日にまで亘った、生御魂(イキミタマ)の「おめでた言(ゴト)」と一つ事であった。親や親方・烏帽子親を拝みに行く式である。宮廷では、主上自身、上皇・皇太后を拝みに、朝覲行幸(チョウキンギョウコウ)を行わせられた。縁女・奉公人の藪入りも、上元・中元をめどとした親拝みの古風である。即、鎮魂の一様式でもあった。
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