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八万奈落
はちまんならく
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作家
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作品
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【あやかしの鼓】
久能が自分の気持ちソックリに作ったというこの鼓の死んだような音色……その力なさ……陰気さの底には永劫に消えることのない怨みの響きが残っている。人間の力では打ち消す事の出来ない悲しい執念の情調がこもっている。それは恐らく久能自身にも心付かなかったであろう。無間地獄の底に堕ちながら死のうとして死に得ぬ魂魄のなげき……八万奈落の涯をさまよいつつ浮ぼうとして浮び得ぬ幽鬼の声……これが恋に破れたものの呪いの声でなくて何であろう。久能の無念の響きでなくて何であろう。
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【小坂部姫】
「われらの尊む夜叉羅刹の呪いじゃ。五万年の昔、阿修羅は天帝と闘うて、すでに勝利を得べきであったが、帝釈の矢軍に射すくめられて、阿修羅の眷属はことごとく亡び尽した。しかもその魂は八万奈落の底に沈んで、ひそかに末法の代の来たるを待っているうちに、まず
唐土の世が乱れた。
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Last updated : 2025/04/07