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博学宏才
はくがくこうざい
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作家
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作品
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【玉藻の前】
青公家ばらや生官人どもとは違って、少納言入道信西は博学宏才を以って世に認められている。殊更に党を組み、ひとにおもねって、自分の地位にかじり付いている必要はない。忠通が勝っても、頼長が勝っても、あるいはこの兄弟が相討ちになっても、自分の地位は容易に動かないものと彼はみずから信じていた。
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【法窓夜話】
氏はまた書を欧洲諸国の立法議院に寄せて、法典立案の必要を説き、且つその委託を勧請したけれども、ただギリシア革命政府、ポルトガルなどの一、二国が氏の意見を諮詢したのみに止まって、法典立案の事に至っては、几案寂然、遂に一紙の聘托をも得ずして、その生涯を終ってしまったのである。
ベンサムの博学宏才をもって心を法典編纂に
委ぬること五十有余年、当時彼の著書は既に各国語に翻訳せられ、彼の学説は既に一世を風靡し、雷名轟々、天下何人といえども彼の名を知らぬ者はなかったのである。
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【随筆 新平家】
忠正は、甥の清盛が、内裏方なので、暮夜ひそかに、六波羅を訪い、情にすがって、命乞いを頼んでいます。この叔父たるや、生来、清盛とは仲のわるい利己主義な人物でしたが、清盛は、窮鳥を殺すに忍びず、一夜、少納言信西入道の私邸を訪う。
公卿にして博学宏才な信西入道ですが、彼は徹底した官僚頭脳と陰険な性情の持ち主でした。戦後、久しい
蟄伏期を脱し、俄然、その鋭角を政治面に現わして来たものです。
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Last updated : 2024/06/28