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博学多才
はくがくたさい |
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作家
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作品
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福沢諭吉 |
【新女大学】
一 女子が如何に教育せられて如何に書を読み如何に博学多才なるも、其気品高からずして仮初にも鄙陋不品行の風あらんには、淑女の本領は既に消滅したりと言う可し。我輩が茲(ここ)に鄙陋不品行の風と記したるは、必ずしも其人が実際に婬醜の罪を犯したる其罪を咎むるのみに非ず、
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田中貢太郎 |
【狐と狸】
燕(えん)の恵王(けいおう)の墓の上に、一疋の狐と一疋の狸が棲んでいた。二疋とも千余年を経た妖獣であったが、晋の司空(しくう)張華(ちょうか)の博学多才であることを知って、それをへこますつもりで、少年書生に化けて、馬に乗って出て往こうとすると、華表神(かひょうじん)が呼び止めて、「君達はどこへ往くのか」 と聞いた。 |
中里介山 |
【大菩薩峠 椰子林の巻】
この秀才は、子供のように素直なところのある青年でありましたから、博士の言う意味がよく呑込めました。且つまた、この季麿秀才は、年に似合わぬ博学多才で、能文達識で、品行が方正で、ことに人の悪口などを言うことが最も嫌いな好学の青年でありましたから、それに張合いのある博士は言葉をつづけて言う様は、「この世界は一つの寓話(ぐうわ)に過ぎないのですよ、釈尊は最も譬喩(ひゆ)をよく用いました、おそらく釈尊ほど卓越した修辞家はありますまい、 |
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