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白日昇天
はくじつしょうてん |
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作家
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作品
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南方熊楠 |
【十二支考 蛇に関する民俗と伝説】
プリニウスの『博物志』巻十一に、蛇の足が鵝の足に似たるを見た者ありと見ゆ。しかるに近来の疑問というは、支那道教の法王張天師の始祖張道陵(どうりょう)、漢末瘧(ぎゃく)を丘社に避けて鬼を使い、病を療ずる法を得、大流行となったが、後(のち)蟒蛇に呑まる。その子衡父の屍を覓(もと)めて得ざりければ、鵠(はくちょう)の足を縻(つな)いで石崖頂に置き、白日昇天したと言い触らし、愚俗これを信じて子孫を天師と崇(あが)めた(『五雑俎』八)。
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