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平談俗語
へいだんぞくご |
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作家
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作品
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島崎藤村 |
【千曲川のスケッチ】
先ず文学上の試みから始まって、それが社会全般にひろまって行き、新聞の論説から、科学上の記述、さては各人のやり取りする手紙、児童の作文にまで及んで来たに就いてはかなり長い年月がかかったことを思ってみるがいい。何んと云っても徳川時代に俳諧や |
中里介山 |
【大菩薩峠 如法闇夜の巻】
「しかし、さすが命知らずの長兵も諸藩の矢に攻められて、来島又兵衛は討死する、久坂玄瑞も討死する、福原、国司、益田の三家老は歯噛みをしつつ本国へ引上げるということになって、その後が長州征伐の結末は、毛利公の恭順と、例のその三家老の首を斬って謝罪するということで納まったそうじゃ」これらの話し声は、極めて小さい声で行われましたけれども、 話をしている間も、見廻りの来る心配はありません。ここの牢番もよく見廻りをするよりも、よく眠りたい方です。 「ははあ、それは一大事じゃ」 |
中里介山 |
【大菩薩峠 山科の巻】
一方、不破の関守氏は、米友を炉辺の対座に引据えて、これもしきりに物語りをしておりました。不破の関守氏は座談の妙手である。これはお銀様のように、権威と独断を人に押しつけることをしないし、弁信のように、感傷と理論の |
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