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文名嘖嘖/文名嘖々
ぶんめいさくさく
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作家
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作品
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【樋口一葉】
朝には買出しの包みを背負って、駄菓子問屋の者たちから「姐さん」とよばれ、午後には貴紳の令嬢たちと膝を交えて「夏子の君」と敬される彼女を、彼女は皮肉に感じもした。けれども恩師中島歌子は、一葉の夏子を自分の跡目をつぐものにしようとまで思っていたのであった。であればこそ、同門の令嬢たちも、一葉という文名
嘖々と登る以前にも、内弟子同様な身分である夏子を卑しめもしなかったのであろう。
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【斗南先生】
「自分の伯父の書いたものを、得々として自分が持って行く」という事の中に、何か、おしつけがましい、図々しさがあるような気がして、神経質の三造には、堪えられないのである。が、また、一方、伯父が文名
嘖々たる大家ででもあったなら、案外、自分は得意になって持って行くような軽薄児ではないか、とも考えられる。
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Last updated : 2024/06/28