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不羈独立
ふきどくりつ
作家
作品

坂口安吾

【イノチガケ ――ヨワン・シローテの殉教――】

 白石の短所かどうかは言うべき限りではないけれども、彼は元来自ら たの むこと恂に逞しく、その不羈独立の精神から由来した自慢癖を持っていた。

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島崎藤村

【夜明け前 第二部下】

朝旨にもとらず、三条の教憲をしかと踏まえて、正を行ない、邪をしりぞけ、権衡けんこうの狂わないところに心底を落着せしめるなら、しいて天理に戻るということもあるまい。自分らごときは他人の異見を待たずに、 不羈ふき 独立して 大和魂やまとだましいを堅め、善悪邪正と是非得失とをおのが狭い胸中に弁別し、根本の衰えないのを護念して、なお枝葉の隆盛に懸念けねんする。

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福沢諭吉

【旧藩情】

けだし廃藩以来、士民がてきとしてするところを失い、或はこれがためその品行をやぶっ 自暴自棄 じぼうじき境界きょうがいにもおちいるべきところへ、いやしくも肉体以上の心を養い、 不覊独立ふきどくりつ景影けいえいだにも論ずべき場所として学校のもうけあれば、その状、あたかも暗黒の夜に一点の星を見るがごとく、たといめいを取るに らざるも、やや以て方向の大概を知るべし。

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岸田國士

【 日本人とは? ――宛名のない手紙――】

「自由なる精神」は、それゆえ、不羈独立の精神であると同時に、安易なる方向への傾きを拒否する精神であり、順応は必ず厳密な警戒のもとにおいて行われる。自由なる精神がしばしば天邪鬼の風貌を呈するのはこれがためである。 「自由なる精神」は、それゆえにまた、「流行」を追わぬ。流行を追わぬだけではない。「流行」そのものを歯牙にかけない。

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戸坂潤

【現代哲学講話】

処で、典型的な独逸観念論者の言葉によれば、人が如何なる哲学を持つかは、人各々の人格の如何によるものなのである。そうすれば、人がその哲学的考察に於て、凡そイデオロギーという概念を正当に承認するかしないかは、人各々の――自由な不羈独立な――人格の如何によることになるわけである。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
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Last updated : 2024/06/28