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一文半銭
いちもんはんせん
いちもんきなか
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作家
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作品
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【名人長二】
去る九日の夕方夫婦して尋ねて来て、親切に嫁を貰えと勧め、その手当に五十両の金を遣るというので、もう間違いはないと思って、自分から親子の名告をしてくれと迫った処、お柳は顕われたと思い、恟りして逃出そうとする、幸兵衛は其の事が知れては身の上と思ったと見え、自分を気違だの騙だのと罵りこづきまわして、お柳の手を取り、逃帰ったが、斯様な人から、一文半銭たゞ貰う
謂れがないから、跡に残っていた五十両の金を返そうと二人を逐かけ、先へ出越して待っている押上堤で、図らずお柳の話を聞き正しく実の母親と知ったから、飛出して名告ってくれと迫るを、幸兵衛が支えて、粗暴を働き、短刀を抜いて切ろうとするゆえ、これを奪い取ろうと悶着の際、両人に疵を負わせ、遂に落命させしと、一点の偽りなく事の顛末を申し立てましたので、恒太郎源八を始め、孰れも大きに驚き、長二の身の上を案じ、 |
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Last updated : 2024/06/28