ご利用について
参考書
四字熟語  を     表示  件
このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
威風凜凜/威風凜々
威風凛凛/威風凛々
いふうりんりん
作家
作品

ドストエーフスキイ
神西清訳

【永遠の夫】

小商人はこの衝撃とヴェリチャーニノフの犯しがたい風貌とにすっかり恐れ入ってしまった。取卷き連中が早速その彼を連れ去った。りゅうとした身裝いでたちをしたこの紳士の、威風凛々たる面構えは、わいわい囃し立てていた野次馬どもにも、大いに威壓的な效果を生んだ。笑い聲はぱったりやんでしまった。婦人は眞紅な顏をして、涙をこぼさんばかりの樣子で、感謝の言葉を雨のように降らせはじめた。

青空文庫で読む  

関根黙庵

【枯尾花】

辻堂つじどう椽側えんがわに腰をかけて休息していると、脇の細道の方から戛々かつかつと音をさせて何か来る者がある、月が有るからすかして見るとおどろいた、白糸縅しらいとおどしよろい鍬形打くわがたうちたるかぶといただき、大太刀をび手に十文字のやりげ容貌堂々 威風凜々いふうりんりんたる武者である、某はあまり意外なものに出会い呆然ぼうぜんとして見詰みつめているうち、の武者は悠々ゆうゆうとして西の宮の方へいってしまったが、何がめに深夜こんな形相ぎょうそうをして、往来をするのか人間だろうか妖怪だろうか、思えば思うほど、不審が晴れぬと語りしは、今から七八年あとの事である。

青空文庫で読む  

吉川英治

【剣難女難】

 玄蕃はさすがに大藩の指南番、一刀流の達人と人にも許されたほどの落着きはあった。静かに仕度を済ませて式台に現われた姿を見るに、くさり着込みは下に隠し、浮織万字うきおりまんじの黒羽二重に緞子どんす野袴のばかま白鮫柄しろさめづかの脇差金象嵌角鍔きんぞうがんかくつばの大小をぶッちがえに差し、曳き寄せた駒にひらりとまたがって、時刻を待つほどに目付奉行の伝令が来たので、一同はそれッとばかり長蛇の陣をなして、威風凜々、由良川の上流指して出発した。

青空文庫で読む  

 
  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

おすすめサイト・関連サイト…

Last updated : 2024/06/28