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威風凜凜/威風凜々
威風凛凛/威風凛々
いふうりんりん |
作家
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作品
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【永遠の夫】
小商人はこの衝撃とヴェリチャーニノフの犯しがたい風貌とにすっかり恐れ入ってしまった。取卷き連中が早速その彼を連れ去った。りゅうとした身裝をしたこの紳士の、威風凛々たる面構えは、わいわい囃し立てていた野次馬どもにも、大いに威壓的な效果を生んだ。笑い聲はぱったりやんでしまった。婦人は眞紅な顏をして、涙をこぼさんばかりの樣子で、感謝の言葉を雨のように降らせはじめた。
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【枯尾花】
辻堂の椽側に腰を掛て休息していると、脇の細道の方から戛々と音をさせて何か来る者がある、月が有るから透して見ると驚た、白糸縅の鎧に鍬形打たる兜を戴き、大太刀を佩び手に十文字の鎗を提げ容貌堂々
威風凜々たる武者である、某はあまり意外なものに出会い呆然として見詰ているうち、彼の武者は悠々として西の宮の方へ行てしまったが、何が為めに深夜こんな形相をして、往来をするのか人間だろうか妖怪だろうか、思えば思うほど、不審が晴れぬと語りしは、今から七八年あとの事である。
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【剣難女難】
玄蕃はさすがに大藩の指南番、一刀流の達人と人にも許されたほどの落着きはあった。静かに仕度を済ませて式台に現われた姿を見るに、鎖着込みは下に隠し、浮織万字の黒羽二重に緞子の野袴、白鮫柄の脇差金象嵌角鍔の大小をぶッちがえに差し、曳き寄せた駒にひらりと跨って、時刻を待つほどに目付奉行の伝令が来たので、一同はそれッとばかり長蛇の陣をなして、威風凜々、由良川の上流指して出発した。
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- このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。
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Last updated : 2024/06/28