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意気欝勃
いきうつぼつ
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作家
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作品
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【二葉亭四迷の一生】 不平で学校を飛出しながら校長の恩に縋るような所為は餓死しても二葉亭には出来なかった。かつ露語科に入った当初の志望こそ外交官であったが、語学の研究のため露西亜文学を渉猟し初してから何時の間にか露国思想の感化を受けると同時に、それまで潜在していた文学的興味、芸術的意識が俄に頭を擡上げて来て当初の外交官熱が次第に冷め、その時分は最早以前の東方策士形気でなくなっていたから、矢野の厚意に縋って官界なり実業界なりに飛込む気にはなれなかった。元来が軍人志願の漢学仕込で、岳武穆や陸宣公に鍛えられていた上に、ヘルチェンやビェリンスキーの自由思想に傾倒して意気
欝勃としていたから、一から十までが干渉好きの親分肌の矢野次郎の実業一天張の方針と相容れるはずはなかった。
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Last updated : 2024/06/28