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陰陰滅滅/陰々滅々
いんいんめつめつ |
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作家
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作品
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国枝史郎 |
【五右衛門と新左】
ハッと思った一刹那、秀吉の体はズルズルと、一尺ばかり前へ出た。何者かの力が引き出したのであった。「うむ、しまった!」と気が付くと共に、小供の泣声がハタと止んだ。陰々滅々静かであった。 と、呼ぶ声が聞えて来た。 「殿下! 殿下! 在しませぬかな!」 「応」と我知らず答えようとした途端、 「……世に盗賊の種は尽きまじ」と、曽呂利新左衛門が大声で呼んだ。「五右衛門、上の句を付けてくれ!」 |
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