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我慢勝他
がまんしょうた
他の人以上に自分の考えを押し通すこと。または、自分は他の人よりも優れていると思い上がって人を見下すこと。
作家
作品

二葉亭四迷

【 浮雲 】

 こう云う矢端やさきには得て疑心も起りたがる。縄麻じょうま蛇相じゃそうも生じたがる、株杭しゅこう人想にんそうの起りたがる。実在の苦境くぎょうの外に文三が別に妄念もうねんから一苦界くがいを産み出して、求めてそのうち沈淪ちんりんして、あせッてもがいて極大ごくだい苦悩をめている今日この頃、我慢勝他しょうた性質もちまえの叔母のお政が、よくせきの事なればこそ我から折れて出て、「お前さんさえを折れば、三方四方円く納まる」ト穏便をおもって言ッてくれる。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2024/06/28