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我利私慾
がりしよく
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作家
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作品
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【草枕】
この故に無声の詩人には一句なく、無色の画家には
尺縑なきも、かく人世を観じ得るの点において、かく煩悩を解脱するの点において、かく清浄界に出入し得るの点において、またこの
不同不二の乾坤を建立し得るの点において、
我利私慾の覊絆を掃蕩するの点において、――千金の子よりも、万乗の君よりも、あらゆる俗界の寵児よりも幸福である。
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【なよたけ】
文麻呂 あなたは御存知ないのだ。……都の人間達がどんなに汚れ切っているか。表面ばかり華かな文化に飾られ、優雅な装いに塗りかくされてはいるけれど、人間達はみな我利私慾に惑っている。……「素朴な」人間の心を喪失している。都の人達はみんな利己主義です。享楽主義です。
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Last updated : 2024/06/28