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閨秀画家
けいしゅうがか |
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作家
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作品
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上村松園 |
【好きな髷のことなど】 華美な東京の女大阪に尾形華圃という閨秀画家がいて、私より三つほど年上でしたが、その人と連なって東京博覧会の時にはじめて東京見物に行ったのでした。日光などにも行って一週間ばかり見物して廻りました。 何か百貨店みたいなところで、女の人達が年寄や若い人やの行くのを、京都の人達にくらべてけばけばしいほどに華美に思ったことを思い出します。博物館で会った女の画家を記憶していますが、ハイカラに結って眼鏡を掛け、華美(はで)な羽織を着て、パッとした色の風呂敷を持ったりして、そして何かを縮図していました。えらい上手そうな様子で縮図しているのをちょっと窺いて見て、何や下手クソやないかと思ったりしたことまで覚えています。 |
上村松園 |
【作画について】 「花ざかり」は私の青春の夢をこの絵の中に託したもので、私にとって終生忘れ得られぬ一作であります。私の閨秀画家としての地位はこのあたりから不動のものとなったとも言えるでしょう。 |
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