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捲土重来
けんどちょうらい けんどじゅうらい |
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作家
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作品
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芥川龍之介 |
【英雄の器】 「しかし、英雄の「すると、英雄の器と云うのは、勘定に明いと云う事かね。」 |
中里介山 |
【大菩薩峠 恐山の巻】 お絹という女がいれば、こういう興奮を、 |
高浜虚子 |
【漱石氏と私】 昨紅緑来訪久し振に候。絽縮緬の羽織に絽の |
菊池寛 |
【応仁の乱】 天文九年十一月、大内政弘や畠山義就は各々その領国に退却して居る。公卿及び東軍の諸将皆幕府に伺候して、西軍の解散を祝したと云う。欺くて表面的には和平成り、此の年を以て応仁の乱は終ったことになって居る。 併し政弘と云い、義就と云い、一旦その領国を固めて捲土重来上洛の期を つまり文明九年を期して、中央の政争が地方に波及 戦国時代は此の遠心的な足利幕府の解体過程の中に生れて来たのである。 |
織田作之助 |
【起ち上る大阪 ――戦災余話】 「何言うたはりまんねん。一ぺん焼かれたくらいで本屋やめますかいな。今親戚のところへ疎開してまっけど、また大阪市内で本屋しまっさかい、雑誌買いに来とくなはれ」と、三ちゃんは既に捲土重来の意気込みであった。
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木村荘八 |
【小杉放庵】 洋画法ではこれをやらうとしても「苦手」でやりにくかつたこと、ヨーロッパでは一旦その人の「意誠」を以つて見捨てたこと、リアリズムを、これと四つに組む捲土重来の姿勢で日本画家「放庵」は――ぼくをして敢ていはしめよ。彼はこゝにその志望を達したのである。
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牧野信一 |
【鬼の門】
それはそうと、外はそんなに円かな月夜であるというのに、翻って私の胸を窺うと、不安の嵐がまたも新しく巻き起ろうとしているのであった。――私は、やがて息を吹き返すであろう音無が、更に捲土重来の勢いで、この宝物に飛びかゝるであろうことを深く心配しはじめたのである。
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夢野久作 |
【暗黒公使(ダーク・ミニスター)】 このJ・I・C秘密結社と申しますのは実は、 |
穂積陳重 |
【法窓夜話】 既成法典の施行延期戦は、商法については延期軍の勝利に帰したが、同法は民法施行期日と同日まで延期されたのであるから、断行派が二年の後を |
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