|
■このサイトに登録されている四字熟語を検索します。平仮名での検索や一文字からの検索、絞り込み検索などもできます。
肩摩轂撃
けんまこくげき |
|
作家
|
作品
|
---|---|
田山花袋 |
【蒲団】
一刻毎に集り来る人の群、殊に六時の神戸急行は乗客が多く、二等室も時の間に |
高浜虚子 |
【丸の内】
ドンがなると丸ビルの各事務所から下の食堂めがけて行く人は大変なものである。各エレベーターはことごとく満員で、そのエレベーターが吐き出す人数は、下の十字路を通る群衆の中になだれ込んで、 |
永井荷風 |
【上野】
今日不忍池の周囲は |
木村荘八 |
【東京の風俗 序】
酉の市の売りものは相変らず前年と同じにて盛んなり。とうの芋一たば六十円、三十円、二十円と区別して正札にて示し、熊手は小形張子細工のもの二百五十円と称す。以前は二三円の品なりしとおぼゆ。神社の「はきこめ」は三十円也。かたへに神官の御くじを振るけしきは従前と変らざれども、賽銭の降るものなく肩摩轂撃の雑沓なければ警官も手持ぶさたなるごとし。
|
桑原隲蔵 |
【大師の入唐】
大師時代の洛陽は、さして長安に劣らぬ繁華で、その城内を貫通する洛水の上に架せる天津橋は、實に肩摩轂撃の熱閙を極めたが、今は城外に淋しい名殘を存するのみである。洛陽の市街も殆ど見る影もない程淋れて居る。支那の數ある舊都會の中で、尤も衰微した都會の一つであらう。
|
柴田流星 |
【残されたる江戸】
酉の市は取りの市、掃き米はき込めの慾の皮がつッ張った連中の、年々の福を祝うてウンと金が儲かるようと、それさに肩摩 |
国枝史郎 |
【八ヶ嶽の魔神】
いつも賑やかな浅草は、その日も素晴らしい |
|