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牛飲馬食
ぎゅういんばしょく
作家
作品

芥川龍之介

【東京小品】

日本の女はくるぶしから下を除いてことごとく美しいと云ふHの事だから、勿論この芸者も彼の眼には美人として映じたのに相違ない。そこで彼も 牛飲馬食ぎういんばしよくするかたはらには時々そつとその女の方を眺めてゐた。

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坂口安吾

【ニューフェイス】

 千鳥波の巨体が虚空をつかんで畳の上へはじかれて、のびている。ミゾオチにストレートをくらったのである。年来の牛飲馬食で、巨体のくせに胃のもろいこと話にならない。小娘の一撃だけでアッサリとノックアウトのていたらくである。

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織田作之助

【それでも私は行く】

紅燃ゆる丘の花……」
 という校歌やデカンショ節をうたいながら、牛飲馬食した。当時は会費は一円か二円で済んだという。想えば昔なつかしい青春の豪華な夢であるが、しかし、鶴雄が学校へはいった時はもうコンパなぞ開こうと思っても開けず、「三島亭」のコンパも、鶴雄にとってはもはや想像も出来ない古めかしい伝説であった。

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田中英光

【オリンポスの果実】

 翌晩でしたか、ひどい時化しけの最中、すき焼会がありました。大抵たいていのひとが出て来ないほど、船が、すさまじくロオリングするなか、ぼくはさかんに、牛飲馬食、二番の とらさんや、水泳のやすさんなんかと一緒いっしょに、殆ど、最後まで残って、たしか飯を五杯以上は食いました。

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種田山頭火

【行乞記 (一)】

夜はまた招かれて、闘牛児さんのお宅で句会、飲み食ふ会であつた、紅足馬、闘牛児、蜀羊星(今は故人)みんな家畜に縁のある雅号である、牛飲馬食ですなどゝいつて笑ひ合つた。

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大杉栄

【自叙伝】

「訓戒」が済むと菓子が出た。菓子屋の箱に山のように盛った餅菓子が出た。それを食ってしまうと、こんどはちょっとした肴に酒が出た。本当の牛飲馬食だ。もともとあまり酒は飲めない僕も、みんなの勢いに駆られて、多少の盃を重ねた。

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国枝史郎

【名人地獄】

眼まぐるしく飛ぶはさかずきで、無茶苦茶に動くのは箸であった。牛飲馬食という言葉は、彼らのために出来ているようだ。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2024/06/28