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喜怒哀楽
きどあいらく |
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作家
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作品
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夏目漱石 |
【写生文】
こにおいて写生文家の描写は多くの場合において客観的である。大人は小児を理解する。しかし全然小児になりすます訳には行かぬ。小児の喜怒哀楽を写す場合には
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小川未明 |
【純情主義を想う】
芸術は職能として、人生の複雑なる心理、環境と生活、社会と個人等を描くにある。体質に於て同じからざる人間は、同じからざる考えを抱く。また生活層によって、喜怒哀楽を異にする。それ等を、公平によって、書くことは不可能なことである。
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上村松園 |
【「草紙洗」を描いて】
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坂口安吾 |
【不可解な失恋に就て】
私はアトリヱの先生の姿も知つてゐたが、アトリヱの先生は魂のぬけがらで、散歩の先生にははづみきつた生命があつた。生々とした喜怒哀楽がよそめに分るのであつた。
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萩原朔太郎 |
【流行歌曲について】
真に今日、日本の現実する社会相と接触し、民衆のリアルな喜怒哀楽を表現してゐる芸術は、蓄音機のレコード等によつて唄はれてる、町の流行唄以外にないのである。
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津田左右吉 |
【歴史とは何か】
或る民族の生活様式、風俗、習慣、道徳、宗教的信仰、または一般的な気風といふやうなもの、その他、その民族に於いて何人にも共通のことがらはいろ/\あるが、現実に喜怒哀楽するものは個人である。
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寺田寅彦 |
【庭の追憶】
このただ一枚の飛び石の面にだけでも、ほとんど数え切れない喜怒哀楽さまざまの追憶の場面を映し出すことができる。
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和辻哲郎 |
【創作の心理について】
我々が意志を持つ、そうして努力する。これすなわち自己表現の努力である。我々が感情を持つ、そうして喜怒哀楽に動く。これもまた白己の表現である。 芸術の創作は要するにこの自己表現の特殊の場合に過ぎない。 |
林芙美子 |
【田舎がえり】
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北村透谷 |
【他界に対する観念】
仏教文学の精粋と呼ばれたる謡曲の中に極めて普通なる幽霊の思想は、人間の喜怒哀楽等の情意に動かされて浮き出るものにして、人間を其儘なり、彼の O, all you host of heaven! と冒頭に書出して、幽霊と他界の悪霊と協合したるものゝ如くに
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