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起承転結
きしょうてんけつ
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作家
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作品
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【思い出す事など】
仏語で形容すれば絶えず火宅の苦を受けて、夢の中でさえいらいらしている。時には人から勧められる事もあり、たまには自ら進む事もあって、ふと十七字を並べて見たりまたは起承転結の四句ぐらい組み合せないとも限らないけれどもいつもどこかに間隙があるような心持がして、隈も残さず心を引き包んで、詩と句の中に放り込む事ができない。
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【映画芸術】
このようにして連句の運動が進行するありさまはある度までたとえばソナタのごとき楽曲の構造に類する。この比較についてはかつて雑誌「渋柿」誌上で細論したからここには略するが、それと全く同じことが映画の律動的編成についても言われるのである。そうして序破急と言いあるいは起承転結と称する東洋的モンタージュ手法がことごとく映画編集の律動的原理の中にその
同型を見いだすのである。
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【ガリヴア旅行記 K・Cに】
だが、小人国から大人国、ラピユタ、馬の国と、つぎつぎに読んで行くうちに、僕はもつとさまざまのことを考へさせられました。この四つの世界は起承転結の配列によつて、みごとに効果をあげてゐるやうですが、僕を少しぞつとさせるのは、あの怪談に似た手のこんだ構成法でした。
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Last updated : 2024/06/28